第426回『ヨーガの真我の思想と最新の認知科学』(2019年12月29日年末年始セミナー 東京 100min)
(2020年1月17日)
この講義は、2019年~2020年のひかりの輪の年末年始セミナーにおいて、その特別教本「最新科学が裏付ける仏教・ヨーガの悟りの思想」の第2章「ヨーガの真我の思想と最新の認知科学」に関して解説したものです。
ヨーガが説く「本当の自分」であり、心を超えた永久不変の平安を持つ「真我」とは何か。そして、真我を得るための手段である「ヨーガ」の本当の意味とは何か、そして、真我の覚醒(「真我独存位」)と解脱とは何か。
さらには、最新の認知心理学がヨーガとその真我の思想に非常によく一致した人間の意識観・精神観に到達していると言う驚くべき真実、すなわち、私たちの思考や感情は、無意識の脳活動が動かしており、私たちの意識は、それを受動的に観察している(傍観者である)という事実を解説した上で、ガリレオの地動説以来の大きな革命的な世界観の変化を人間社会にもたらすであろう「心の地動説」の解説をしています。
下記は、講義が解説する教本の第2章(「ヨーガの真我の思想と最新の認知科学」)の部分の目次です
1.ヨーガが説く真我の思想と人間の苦しみの原因
2.ヨーガが目指す心の制御と真我の覚醒
3.最新の認知心理学と真我
4.自己中心性を失った代わりに得る壮大なもの
5.「私」に過剰にこだわらない生き方への転換へ
6.精神と脳と体は密接不可分
7.脳と環境も密接不可分
8.悟りを助ける脳科学・心理学の見解