2015年10月
第259回『悟りの哲学が教える新しい幸福観・価値観とは?』(2015年10月11日 大阪 59min) (2015年10月20日)
悟りの人生哲学・価値観で見ると、新しい人生の道が見えてくる。
私達は、無意識的に、「自分さえ早く幸福になれれば」と考えている。
しかし、仏教では、これを「無智」と呼び、長期的には、苦しみを招く根本的な原因だとする。一方、悟りの哲学が説く幸福観は、「智慧(智恵)」に基づく。それは、苦と楽、自と他は繋がっていると洞察し、快楽を貪り過ぎず、苦しみを嫌がり過ぎず、他と苦楽を分かち合うこと(慈悲)が、真の幸福の道であることを解明したものである。
その智恵(智慧)のエッセンスは、事物の繋がり・一体性(縁起の法)を理解することである、これは、万物への愛、慈悲を深めることに繋がり、この価値観こそが、人を長期的に幸福にする。
第257回『卑屈、妬み、コンプレックスについて』(2015年9月27日 東京 45min) (2015年10月19日)
第258回『悟りの人生哲学ー生きる意味や幸福について』(2015年10月4日 福岡 64min) (2015年10月 7日)
1.ブッダの教えは人生に意味はないというニヒリズムではなく、静まった平安な心を目指すものである。
2.考え方によって欠点は卑屈やコンプレックスにもなれば長所にもなる。
悟りの境地では苦楽・優劣・自他は別でなくつながっている。
3.慢心を超えた心を慈、卑屈を超えた心を悲、妬みを超えた喜、自他の分け隔てを超えた心を捨という、慈悲喜捨の心が幸福をもたらす。
4.言葉の堂々巡りによる苦悩から、一旦心をリセットする必要がある。
心が静まると周りも見えて、自分がなすべきことが分かる。5.心のリセットには、環境の改善(部屋の掃除・聖地自然の訪問)、身体行法(姿勢・体操・呼吸法・ヨガ・気功)など色々なやり方がある。