第281回 GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第4回(2016年4月30日 95min)
(2016年5月15日)
GWセミナー特別教本 「第2章 仏教の根本哲学:縁起・因果の法」から
仏陀の根幹思想である縁起の法について。
「縁起」とは、一般には、良いこと・悪いことの起きるきざしの意味で用いられる。しかし、仏教用語としての「縁起」は、違った意味を持ち、仏教の根幹の思想である。
縁起の「縁」は、条件・原因を意味し、縁起は、「(事物が)原因・条件によって生じる(生起する)」とか、「原因に縁って結果が起きる」という意味を持つ。
なぜ縁起の法が重要で、縁起の法を理解したらどのように煩悩が静まり、苦しみが静まるのか。
苦しみの原因である煩悩、煩悩の原因である無智というものが、縁起の法を理解するとどう静まるのか。
何が縁起で、何が無智なのか、何が縁起を理解した智慧なのか。
自他一体とみて、万物を愛すると言われている内容は、自他と他者を平等に肯定的に見て、ありのままに受け止めるといった意味も含まれているかという質問など。