第433回『仏教とヨーガの瞑想の総合解説』(2020年3月8日 大阪 59min)
(2020年3月15日)
仏教・ヨーガの主な瞑想のまとめ
1.初期仏教
(1)釈迦の最初の説法である八正道では正念・正定が瞑想
(2)念(サティ/ マインドフルネス):
忘れない、心に留める、気をつける、注意を向ける
(3)念の代表的瞑想:入出息念(アーナパーナサティ)・四念処など
(4)止と観:
(5)止(サマタ):心を止める、定・正定・禅定とも
(6)観(ヴィパッサナー):物事を正しく見る、慧・正見・智慧とも
(7)止の瞑想の例:入出息念・四無量心、観の瞑想の例:四念処(四法印)
(8)瞑想を助ける修行:仏教の三学:戒律・禅定・智慧
戒律=日々の言動の制御、智慧=教学・思索
(9)古典ヨーガの瞑想:ダーラナー(凝念:一点集中)・
ディアーナ(静慮:集中範囲拡大)・サマディ(三昧:主客合一⇒定)
(10)瞑想を助ける古典ヨーガの修行:
ヤマ(禁戒)・ニヤマ(勧戒)・アーサナ(座法・体位法)・
プラーナヤーマ(調息法:調気法)・プラティヤハラ(制感)
2.大乗仏教の瞑想(およびヨーガの関連)
(1)真言の瞑想、三密加持
(2)仏と合一する瞑想(成就法・生起次第)
マンダラ瞑想・父タントラ(この世界は仏の現れ)
(3)輪の読経瞑想(万物恩恵・仏・一体・同根)
(4)気を制御して、心を制御する瞑想(究竟次第)
母タントラ(後期密教:仏の身体を得る)
管・風・心滴のヨーガ、ツァンダリー
→ハタヨーガ・クンダリニーヨーガ