第385回『ポスト平成=変革の時代の経済と精神世界の予想』(2018年10月21日東京 52min)
(2018年10月28日)
1.未来予見のための周期説
(1)世界と人間に周期的な性質がある
(2)天体の周期運動が、世界と生物の変化を作る
昼夜と覚醒睡眠、潮と生理、四季による生命活動
(3)社会学の周期説:60年周期説・干支60年
近代日本に60年周期があるという説。
(4)占星学:天体の周期運動を前提とした統計学的思想
似た天体配置の際に似た現象が起こるという思想
インドでは大学・学会があり研究されている。
大惑星の周期が木星12年、土星30年、最小公倍数が60年
(5)仏教経典:時輪経典(インド仏教最後の経典)
宇宙の根本原理に周期的運動があると言う思想
マクロの天体運動・ミクロの原子核の周囲の電子運動
2.2020年代は変革の時代
(1)日本国の社会占星学(大日本帝国憲法発布時の出生図)
2021年以降にバブル不況や石油ショック時の様な落ち込み?
(2)アベノミクスの終焉の可能性
アベノミクスの円安・輸出増・株高・五輪のよる不動産高
→今後は貿易摩擦・日銀政策の限界・五輪後の不動産市況
(3)精神世界に新たな動きの可能性:精神世界にも周期説
30年周期説:1930大日本帝国→1960共産主義→1990新々宗教
30年前のバブル不況の際は新々宗教ブームに、金から心へ
(4)その他:環境災害の悪化:温暖化による気象変動の予想
3.2020年代の精神世界の予想
(1)老若の2世代が新たな動きを作る
老年的超越の現象、若年層のオーマー現象
(2)前時代(90年代)の否定と継続
① 人神思想・終末思想・暴力主義は衰退へ
② 初期仏教・ヨーガ・心理学の広がり
マインドフルネス・禅・ヨーガ
(3)その他・神秘主義・ニューエージ・パワースポット・占い
4.仏教の悟りの思想の近未来性
(1)老年的超越現象=社会の予見と共通点
寿命革命・老化防止技術、人類の長寿化と悟りの大衆化
(2)現代社会の価値観の行き詰まり・混迷
従来の経済・技術発展による幸福の追及が限界に
先進国の承認欲求の強い自己愛型・競争社会の苦しみ
社会は上に行くほど狭いピラミッド構造
長くなった高齢期は若年期より苦悩が増大