第243回『仏教における4つの広大な心と幸福観』(2015年6月14日 福岡 95min)
(2015年6月21日)
1.三宝帰依とは仏法僧への帰依であるが、僧とは僧侶でなく集いや学びの場の意味である。
2.仏教の幸福観は慈悲喜捨という4つの広大な仏の心にある。
3.苦楽は表裏であり、仏教は苦しみを感じる人だけでなく、今は楽の状態にある人も救うものである。
4.霊能者などに頼る人は、自分で努力しない怠惰がある。人は他を幸福にする善行によってのみ、自らも幸福にいたる。
5.苦は悟りの原動力であり、考え方によって苦を楽に転換できる。喜びに感謝すると苦も喜びに再解釈できる。
6.苦楽を分かち合う慈悲によって、優等・劣等コンプレックスはなくなり、広くて温かい心の安定が生じる。