第351回『天皇退位・30年間の平成の終焉で見えて来る今後の日本と世界の流れ』(2017年12月10日大阪62min)
(2017年12月11日)
平成はちょうど30年で終わる中、30年周期説で予想する今後の世界とは何か。
社会学・歴史学・物理学・宗教思想・占星学などに共通する「周期運動」という世界の根本原理とは何か
1.21世紀の新しい思想の展望:「時の輪」の思想
(1)2019年天皇退位、平成は1989~2019年の30年と確定
(2)30年周期の新思想の台頭:
1990:共産主義の終焉と宗教の復活と原理主義
1960:共産主義の広がり・米ソ冷戦・極左運動
1930:自国中心・国粋主義の広がり・中国進出と世界大戦
1900:日清・日露の戦争・日本神国の思想の始まり
1870:江戸時代の終焉と明治維新・富国強兵
(3)今後の日本・世界を占う:1989・1900と2019・2020の類似性
①30年前は天皇崩御・昭和の終焉、今度は平成の終焉と共に新時代へ
②30年前はソ連邦崩壊・ドイツ統一、今度は北朝鮮の崩壊か
③30年前はバブルの崩壊の始まり、今現在もバブル経済の可能性
④30年前は湾岸戦争、今現在高まる中東や北朝鮮の緊張
⑤30年前はオウム事件の始まり、今オウム死刑囚の執行が間近か
(4)社会学・物理学・宗教学など各分野での周期説
①社会学・歴史学の周期説:歴史は繰り返す:60年周期の学説
②最新科学が説く世界のミクロとマクロの基本構造が周期運動
原子構造の周期運動、天体の周期運動(公転・自転)
③宗教経典の周期説:時輪経典(インド最後の仏教経典)
世界の根本原理は周期運動(時の輪)と説く
④占星学思想:周期運動する天体配置と人の活動の相関関係
インドでは真面目に学界・教授が占星学を研究
(5)2020年代に、良き新たな思想を広げるために
①悪しき歴史の繰り返しを脱却するには、繰り返しを認識すること
②仏教は、苦楽の輪・六道輪廻を悟り、それを離脱=解脱する教え
2.仏教思想が説く幸福の智慧の奥儀:「精進の教え」
(1)仏教が説く全ての苦しみの根源は「無智」
(2)伝統仏教の無智と智慧の概念
(3)仏教用語を使わない無智と智慧の簡明な説明
(4)精進の教え
①初期仏教の精進(八正道などの正精進)の教え:四正勤(四正断)
②大乗仏教の精進(六波羅蜜=六つの完成の精進)教え
(5)精進の不足と様々な煩悩の関係
①慢心、②卑屈、③妬み、④怒り