第326回5月4日GWセミナー上祐代表講義第5回『マインドフルネスと仏教の念の瞑想』(2017年5月4日 73min)
(2017年5月 4日)
これは、今年2017年のひかりの輪のGWセミナーの特別教本(第4章)に基づいた講義である。
テーマは、今はやりのマインドフルネス瞑想であり、これは、宗教的な目的はなく、ストレス解消・能力の向上・心身の健康に役に立つとされている。このマインドフルネスが、仏教の「念」(パーリ語でサティ)の英語訳であり、念の瞑想に由来することは、よく知られている。
そこで、上祐代表が、その長年の仏教・ヨーガの瞑想体験から、現在のマインドフルネス瞑想の効果・効能や仏教思想との一致点を簡潔に説明した上で、その先の段階の仏教の念の瞑想に関して、第一マインドフルネスから第3マインドフルネスとして、三段階に分類して詳しく解説する。
以下は、教本の目次であり、この講話のポイントとなっているので、参考にしていただきたい。
1.マインドフルネス瞑想とは.........................................................39
2.なぜ今この瞬間の対象に意識を向けるのか....................................39
3.なぜ是非の判断をしないのか......................................................40
4.人は、対象に対する見方と感情を条件反射化している.....................40
5.自分の思考と感情に距離を置くことが重要....................................41
6.仏教の無我やヨーガの真我の思想................................................41
7.仏教は、すべての苦しみが間違った見方によると説く.....................42
8.仏教における念(マインドフルネス)とは....................................42
9.仏教の念(マインドフルネス)の瞑想の全体像..............................42
10.第一のマインドフルネス:是非の判断をしないマインドフルネス
=是非の判断をせず注意を向ける(今流行りのマインドフルネス)...43
11.ヨーガの呼吸法の特殊な目的......................................................43
12.第二のマインドフルネス:適切な是非の判断をするマインドフルネス
=間違った物の見方による負の感情を修正する..............................44
13.正念は戒律の実践とセットである................................................44
14.学習・教学の重要性..................................................................45
15.四念処と四無量心の位置づけ......................................................45
16.第三のマインドフルネス:肯定型のマインドフルネス
=良い心の状態をもたらす対象を修習する....................................46
17.ひかりの輪の「悟りの瞑想ヨーガ」講座のご紹介...........................47