第334回『死後の世界・転生の可能性を科学する新しい時代』(2017年7月9日福岡 62min)
(2017年7月 9日)
1)現代は、死後の世界、転生、霊魂を科学する新しい時代
死後の世界・転生の可能性を主張する科学者な研究が行われている
1.臨死体験の研究
心停止状態中に鮮明な意識で体外に離脱し、死後の世界?を体験、
更に、病室の様子など、知りえない事実を正確に認識する場合も。
背景に医療の蘇生技術の進歩:昔ならば死亡していた人が蘇生
脳と意識は別とする新しい脳科学の理論まで触発
2.前生退行催眠の体験の調査・研究
退行催眠で思い出した前生と感じた記憶が歴史的な事実と一致。
今生学んだことのない言語を話す特殊な事例も。
背景に前生退行催眠をつかった心理療法(ヒプノセラピー)の普及。
3.前生を記憶する子供達の調査・研究
子供達の前生の記憶が歴史的な事実と一致。今生の体の特徴との一致も。
背景に前生を否定するキリスト教信仰が欧米で相対化し、神智学・ヨーガ思想の広がりがあるか?
仏教圏よりキリスト教圏の欧米で研究が先行。
2)死後の世界・転生を肯定・否定する科学者のそれぞれの主張
1.臨死体験は、死後世界説(現実)と脳内現象(幻覚)などが対立中
1.死後世界の否定派は、体外離脱などでの超常的な現象が説明できない。
2.死後世界の肯定派は、検証に必要な体験の再現性・普遍性に乏しい。
2.死後の世界・転生を肯定する新しい科学理論の試み
1.脳と意識は別とする新しい脳科学理論:量子脳理論など
2.チベット死者の書を認めた心理学者ユング
3.臨死体験と仏教ヨーガの修行者のサマディ体験
1.深い瞑想(サマディ)は、仮死状態=臨死状態に近づくもので、その体験は、病気、事故の臨死体験と共通点がある。
2.クンダリニーヨーガの修行者に臨死体験と良く似た体験(体外離脱など)
ひかりの輪の仏教・ヨーガ実践者の体験の紹介
3.臨死体験の報告が幸福な体験に偏っている問題の研究
地獄的な体験は言えない・忘却される可能性があること
3)死後の世界の可能性をどう評価するか
1.科学的には死後の世界は十分な証明も十分な反証もないの可能性の世界
確実でなく、可能性に過ぎなくても、災害・事故・病気と同様に、
死後の世界の可能性に対して保険をかけるか無視するかの選択がある
2.死と死後の不安を取り除く考え方・方法の例とは
1.死生学の学習:死の間際ではなく十分前に、死の過程や死後の世界
の可能性を自分なりに学んで考えてみる。事前から備える。
2.死への恐怖・不安の原因となる自己中心的な考え方・行動を改める。
仏教の悟り・輪の思想の悟りは、死への不安を取り除く根本的な方法
3.その他