10月8日(日)と、10月15日(日)の両日に、ひかりの輪仙台教室では、山形県の日帰り聖地巡りを開催いたします。
山形の有名な名刹である山寺・立石寺や千手院を巡り、古代の修験道の道を歩きます。
都で仏教が開花した飛鳥~奈良時代に、この東北にも、天皇の勅命により慈覚大師円仁が創設されたお寺が多数あるのですが、その最初の地が、この山寺近辺なのです。
山寺を歩いていると、この東北の地に仏教が花開いた様が、生き生きと浮かび上がってくるかのように感じます。
東北の神社仏閣は、広大で豊かな自然の風土と相まり、独特の広大さと美しさがあります。ぜひ東北の聖地巡りにお越しください。
◎立石寺(山寺)
「山寺」の愛称で知られる立石寺は、「東北の比叡山」と名高い天台宗の名刹です。
松尾芭蕉の有名な句「しづかさや巌にしみ入る蝉の声」は、ここ山寺で詠まれました。
お寺全体が、巨大な磐座(イワクラ)の宝庫で、中国の山水画のような風光明媚な風景が広がっています。
◎千手院・垂水遺跡:山寺発祥の秘境的聖地
山寺のすぐ近くに、最上三十三観音の霊場・千手院があります。
その奥には、山寺の奥の院ともいわれる慈覚大師円仁の修行場であるたいへん神聖で秘境的な岩場の聖地、垂水遺跡があります。
大正時代頃まで修験道の行場であったそうです。
森の中に、突如として現れる、独特の珊瑚のような巨石、岩には水が滴り、神仏が祀られています。
森の静けさの中に、木々の風の音、虫の声、小鳥のさえずりが響く、神秘的な空間です。
◎東北自然歩道 やまでら天台のみち
慈覚大師(円仁)は、東北に仏教を広めるべく、この地を訪れました。
その際に、弟子たちと共に、川ぞいの段丘地に八院を建立し、それらを総称し、立石寺と呼ばれるようになったそうです。
大正時代まで修験道の修行の行われていた修験道の聖地で、この山道を歩いて巡ります。
◎千手院
円仁が、開山当時建立した八院のひとつで、山寺開山の拠点となり、現在は、最上三十三観音第二番札所となっています。