聖地めぐり
ひかりの輪で行っている日本の聖地めぐりのご案内です。

2011年の聖地めぐり

【4月4日宗像五社4】筑前大島――宗像大社中津宮と沖津宮の遙拝

◎筑前大島へ

いよいよ、宗像大社中津宮のある筑前大島へと渡ります。

筑前大島は、玄界灘の沖合10キロに位置し、玄界灘の神湊(こうのみなと)港から、フェリーに25分ほどの距離にあります。

この日はよく晴れていたものの、風が強く、フェリーはかなり揺れました。甲板で水しぶきの洗礼を受けながら、東日本大震災で大津波に飲まれて被災された何万人もの方々は、どんなに冷たく、痛く、苦しかったことだろうかとその甚大なお苦しみが偲ばれました。

これからその水を司る、水の女神・宗像三女神の湍津姫神(たぎつひめのかみ)の鎮座される筑前大島を巡礼するのです。心してお参りさせていただきたいと思います。ほどなく、大島の全景が見えてきました。

大島に近づくと、左手に宗像大社中津宮の鳥居が見えました。

 

 

◎宗像大社中津宮

まず、港に近いところにある、宗像大社中津宮へと向かいました。中津宮は、小さな島に、静かに慎ましく鎮座されていました。鳥居をくぐり、境内に入ると、そこはとても優しい波動に満ちていました。

 

本殿は、島風が吹き渡り、海の島に鎮座される独特の雰囲気がしていました。拝殿の左横には大銀杏の木がありました。

 

 

そして、境内から小道を下り、神話の息づく地・天ノ真名井(あめのまない)に向かいました。
宗像三女神は、『古事記』によれば、天界の川(天の安河・天の川)と天界の井戸(天ノ真名井)の元での、天照大神と須佐之男命の誓約(うけい・古代の占い)によって生まれたとされる水の女神です。この中津宮には、その『古事記』を思わせる「天の川」と「天の真名井」とされるものがあるのです。
少し歩くと、たいへん清らかな空間が現れました。静寂の中に、ほんとうに清らかな水の女神が、ちょろちょろと静かに水を湧き立たせて、慎ましく鎮座されているような感覚を覚えるようなところでした。

 

 

この御神水は、「延命招福の霊泉」と崇敬され全国からこの名水を求めて人々が訪れるのだそうですが、一口飲んでみるとそのまろやかさと軽やかさは、たとえようもないもので、こんな湧き水が存在していること自体にたいへん驚かされました。


参加者の感想を付けておきます。

◆あまりに純粋で清らかな聖地(宗形指導員)
宗像大社は、水の神の古代信仰の息づく聖地として、ずっとあこがれの地だったのですが、想像以上の空間でした。辺津宮に足を踏み入れたとたん、あまりに純粋で清らかな水の女神にすっぽりと包まれて、その優しさに、わたしの存在が溶けて大気に吸収されてしまうな感覚を覚えました。空間の一部になってしまうような。
特に、筑前大島の中津宮に流れる天の川と天の真名井の清らかさには、ただ立ち尽くしてしまいました。ちょろちょろと水の湧く真名井は、優しく控えめで、女神そのもののようでした。口に含むと、思わずなにこれ!と驚きの声をあげてしまうほど、たいへんまろやかで軽やかでとろけるような味でした。多くの聖地を旅してきましたが、こんなにまろやかなお水をほかに知りません。

◆優しい波動が染み渡るご神水(会員)
天の真名井は、とても波動が涼しげで、何とも落ち着く空間でした。真名井の湧き水は、ごくっと一口のんだら、体の中でその優しい波動が、すーっと染み渡る感じで、とても癒されました。素晴らしいところでした。

そして、撮った写真の一枚には、まるで天女の羽衣のようなものが写っているものがありました。

 

 

撮影者は、以下のような感想を述べていました。

◆天の真名井は透明で軽やかで神聖で、不思議な写真が写っていた(水野副代表)
宗像大社(辺津宮)の高宮斎場は、とても清らかで静かなところで、天空の上から何かに護られているように感じました。
大島の、宗像大社(中津宮)の、天の真名井という霊泉がわいている一帯は、透明で軽やかで神聖な雰囲気を感じました。優しい女神さまが住んでいるようでした。写真を撮っていると、天の川あたりに白い光のようなものが見えたように思い、シャッターを押すと、天女の羽衣のような白い帯が写ったり、水の吹きだし口にも白いもやのようなものが写っていて不思議でした。霊泉の水はたいへんまろやかでした。このようにまろやかで優しいお水は珍しいと思います。

日本の小さな島の、このような清らかな場所に触れ、そういった大自然を放射能で汚し続けている自分たちの存在の申し訳なさを、改めて思い知らされました。

帰りに、鳥居のところまで下り、天の川をはさんで、織姫(織女社)と彦星(牽牛社)が祀られる社を参拝しました。
ここは、七夕伝説発祥の地といわれ、現在も島を挙げての七夕祭が斎行されているのです。自然と一体となったような織女社がありました。

 

 

◎沖津宮遙拝所

次は、車を走らせ、島の北岸にある沖津宮遙拝所へと向かいました。古来、沖津宮の鎮座する沖ノ島は、島全体がご神体とされ、女人禁制となっています。一年に一度だけ、男性の限られた人数が禊ぎを行って参拝を許されます。そのため、ここから「神ノ島」と崇められる沖ノ島の遙拝し、お参りさせていただくのです。
海沿いの小高い丘に、遙拝所はありました。

 

 

 

遙拝所を参拝させていただき、左の丘に登ると、ありがたいことに、この島から沖合50㎞も先にある沖ノ島を拝むことができました。その幽玄なお姿に、「わー、すごい!」と、思わず歓声が上がります。(最初、海上の船を沖ノ島と間違えて皆で参拝してしまうというハプニングもありましたが、無事、島自体を遙拝することができました)

 

 

 

次は、【4月4日宗像五社5】筑前大島--沖ノ島と、中津宮の奥宮・御岳宮へと続きます。

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