新着情報 <瞑想法>
- 2022/07/18
- 『呼吸瞑想とシンボル瞑想:心身の健康の秘訣』(2022年6月26日 東京 57min)
- 2022/06/29
- 大乗仏教の瞑想:シンボル瞑想
- 2022/06/16
- 『身体操作を伴う瞑想:呼吸・体操(姿勢)・歩行と瞑想』(2022年4月30日 東京 31min)
- 2022/06/12
- 『ウォーキング・セラピー:歩行瞑想の仕方と、なんでもQ&A』(2022年5月27日YouTubeライブ 76min)
- 2022/05/12
- 『真の自分に気づく瞑想と、なんでもQ&A』(2022年4月15日YouTubeライブ 72min)
- 2016/06/06
- 「悟りの瞑想ヨーガ講座」エンライトメント・メディテーション
- 2015/02/21
- ひかりの輪の各種の瞑想をご紹介します
このコーナーについて
ひかりの輪の各種の瞑想をご紹介します
このコーナーでは、ひかりの輪で学習・実践している、瞑想法についてご紹介しています。
①仏教の伝統的な瞑想法
②ヨーガの伝統的な瞑想法
③現代の心理療法の瞑想法
④団体オリジナルの瞑想法さらに、その瞑想の効果を高めるために以下の物品をご紹介しています。
①仏教の各種のサウンド法具
②団体オリジナルの瞑想音楽
③海外からの特別な瞑想用のお香
ひかりの輪の瞑想
1.輪の法則の読経瞑想
ひかりの輪では、心の幸福・解放・悟りに役立つ、現代人に合った新しい読経瞑想を作りました。これは、わかりやすく短い言葉で、仏陀の智恵のエッセンスを表したものです。どなたにでも実践できる非常に簡単・簡明なものですが、同時に高い効果があります。
これは、現代のための新しい仏教(令和新仏教・令和の仏教改革)と言ってもよいと考えています。
仏教の有名な経典である般若心経のように繰り返し唱える(=読経する)ために作られたので、輪の法則の「読経瞑想」と呼んでいます。四字熟語などの連続で構成され、リズミカルな読経となるように工夫されています。
では、以下に、各々の読経瞑想を紹介します。
◆「三悟心経」(さんごしんぎょう)万物恩恵 万物感謝
万物神仏 万物尊重
万物一体 万物愛和「三悟」とは、万物への感謝・万物への尊重・万物への愛という三つの悟りのことで
す。「心経」とは、心髄の教えという意味で、「般若心経」の場合も、般若経典の中
の心髄の教えという意味です。三悟心経は、悟りの心(境地)の心髄を表わしたものです。
◆「三悟智経」(さんごちきょう)
苦楽一体 万物感謝
優劣一体 万物尊重
自他一体 万物愛和「三悟智経」とは、「三つの悟りの智慧の教え」という意味です。この三悟とは、万
物への感謝・万物への尊重・万物への愛の三つの悟りのことであり、三悟智経はこの三つの悟りの根拠になる三つの智慧の法則を意味します。
◆「三縁起経」(さんえんぎきょう)万物関連 万物一体
万物同根 万物一体
万物循環 万物一体「三縁起経」とは、三つの縁起の教えという意味で、仏教に見られる、万物が一体であると主張する法則を意味します。
これらの経文を唱えながら行う瞑想は2つのタイプがあります。
1.基本的な読経瞑想三悟心経、三悟智経、三縁起経を唱える。
2.読経瞑想を用いた基本的な仏教瞑想これは、基本的な仏教の瞑想を組み込んだもので、
①智恵(目覚め)の瞑想、
②分かち合い(供養)の瞑想、
③反省(懺悔)の瞑想、
④慈悲(菩提心)の瞑想という4パートからなるもので、三悟心経、三悟智経を唱えながら行います。
①智恵(目覚め)の瞑想ここでの智恵は、無智の智の意味があり、自分の無智を自覚する謙虚さ・智恵を培う。これは、仏教が説く三毒(貪り・怒り・無智)の一つである無智を浄化する瞑想
です。
②分かち合い(供養)の瞑想感謝・尊重の心を持って、万物を仏と見て、供養・分かち合いの瞑想を行います。
この供養は、貪りを超えるための分かち合い=慈悲を培う意味もあります。
③反省(懺悔)の瞑想自己の悪業を謙虚に理解することで、他(の悪業)に対する怒りの止滅に役立つ瞑想です。
④慈悲(菩提心)の瞑想万物への感謝・尊重に基づいて、万物への愛=菩提心を修習する瞑想です。
年3回行われる大型セミナー(年末年始、GW、夏期)などでは、この一つ一つについて、上祐代表が、意味合いなどを解説したうえで、その読経瞑想の実践の指導をします。2.読経瞑想の実践法
ひかりの輪の「輪の法則の読経瞑想」を実践するための助けとして、以下に、指導員による誘導瞑想をご紹介しますので、参考にされてください。
【万物に感謝する教えの誘導瞑想の事例】
三悟心経の「万物恩恵・万物感謝」を唱えながらの瞑想です。
(特別教本『2012~13年 年末年始 悟りの道・思索と瞑想 万物への感謝・尊重・愛』より抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それでは、三悟心経の読経瞑想、特に今日は万物に感謝する教え「万物恩恵、万物感謝」これを中心とした読経瞑想をやっていきたいと思います。あいだあいだで私が、皆さんが読経しているあいだに、教えのレビュー、これを行いますので、それもお聞きになりながら読経を続けていただきたいと思います。
(中略)
読経を続けながら、聞いてください。
私たちは、際限なく今以上のものを欲する心、貪りのために、常に満ち足りることが少なく、絶えず不満、後悔、不安、怒り、妬み、悲しみといった苦しみを抱えています。この心の働きを乗り越えるために重要なのが、感謝の実践です。(中略)
普段「もっと、もっと」と求めたりして、近しい人と比較するなどして気づくことがない、自分に与えられているこの膨大な恵み、これについて改めてよく考え認識して、自分が得ている恵みの大きさ、これについて瞑想しましょう。
(中略)
皆さんを取り巻く万物、着物にしても、そして、住居にしても、そして、交通機関にしても、ありとあらゆるもの、そして、思想、哲学、民主主義の社会制度。どれをとっても古代人にとっては夢のようなもので、彼らがこの世界を見れば、極楽浄土とさえ感じるものでしょう。そのような我々の日常の万物は、人類の長い歴史の中で、先人が血と汗の結晶で我々に与えてくれた大変な恩恵です。
(中略)
このように自分の得ている膨大な恵み、これについてよく考えて、それを万物に感謝する瞑想をすると、貪りの心が静まってきます。
(中略)
心が静まって、そして、自分の恵みを支えている宇宙万物に対する感謝、大きな温かい心、これが生じてきます。
静まった大きな温かい心、これを瞑想します。静まった大きな温かい心を瞑想します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「万物恩恵 万物感謝」と唱えながら、誘導にしたがって感謝の瞑想をしていきます。瞑想に慣れていない方でも、誘導を聞くことで自然と瞑想することができます。三悟心経の他の
「万物神仏 万物尊重」
「万物一体 万物愛和」の経文でも同様に誘導しての瞑想が行われます。
ここでは、瞑想指導の一部をご紹介しましたが、
抜粋した特別教本には、三悟心経のすべての瞑想指導の内容が掲載されています。特別教本はこちらから参照ください。
特別教本『2012~13年 年末年始 悟りの道・思索と瞑想 万物への感謝・尊重・愛』3.マインドフルネス瞑想
ひかりの輪のマインドフルネスの思想と実践の一部を以下に公開します。
マインドフルネスは、アメリカではストレスへの対処法として大人気です。雑誌「TIME」でも特集が組まれるほどの人気です。グーグルやインテルなど、ストレス対策として社員研修のメニューに取り入れる企業が増えています。
●マインドフルネスとは?マインドフルネスとは、注意深く今の瞬間に価値判断なく気づいている意識状態のことで、客観的に自分の動作・心を見つめている状態です。
もう少し、いくつかの観点からマインドフルネスというものを説明します。
①心を開いて、今この瞬間に十分に気づいている意識状態であるということです。
私は自分の体験していることに十分意識をもって行っていないことが多々あります。マインドフルネスとはそうではなく、今この瞬間の自分の体験を注意深く客観的に意識している状態です。そのためには判断を加えずに今という瞬間の体験と向き合うことが必要です。②あるがままを受け入れる
次に、マインドフルネスの特徴は、今のこの瞬間のものごとをあるがままの形で見る、受け入れるということです。
私たちの心は通常、ものごとをありのままに受け取るのではなく、それに好き嫌いの色づけをして、自分の気に入るものへの欲求(愛着)と気に入らないものへの排除(嫌悪)、という「とらわれ」を生じさせます。そうではなく、そのままを受け入れ認識するようにします。③常に初めて体験するように、予断をさしはさまないで、その瞬間を体験する。
マインドフルネスは、慢性病の疼痛の軽減のためにマサチューセッツ大学医学部名誉教授のジョン・カバットジン博士が開発しました。その後、うつ病やパニック障害、不安障害などの心理療法である認知療法に取り入れられマインドフルネス認知療法として多くの人がその効果を実感しています。今では、認知療法だけでなくその他の心理療法の分野で広く浸透しています。
このマインドフルネス瞑想は、仏教の瞑想法であるサマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想や禅がもとになっています。それでは、以下にヴィパッサナー瞑想について解説します。
●ヴィパッサナー瞑想マインドフルネスは、テーラーワーダ仏教(南伝仏教)のヴィパッサナー瞑想がもとになっています。ヴィパッサナー瞑想は、自分の瞬間瞬間の心身の状態を観察し気づいている状態です。
お釈迦さまが説かれた瞑想に則った瞑想法です。
それは四念処と言われるもので、身(体)・受(感覚)・心・法(現象)に対する観察です。
* 身念処:そのときどきの身体の状態に気づきをもって見守る
* 受念処:そのときどきの感覚に気づきをもって見守る
* 心念処:そのときどきの心の状態に気づきをもって見守る
* 法念処:現象・ものごとを気づきをもって見守るという観察です。経典には細かく観察法が書かれています。
通常、マインドフルネスの訓練としては、四念処の身念処のはじめである「呼吸を見つめる瞑想」を行います。この呼吸を見つめる瞑想は、お釈迦さまが行った「アーナーパーナ・サティ(入出息念)」という瞑想です。
●マインドフルネスの効果
~感情・ストレスのコントロール、心に巻き込まれない自分をつくる~
1.思考・感情の脱同一化が起こる・・・自分と思考・感情を同一視しない客観的に見つめるという意識状態によって、思考は事実とは違うことがわかってきます。また、思考は流れ去る雲のようなものであるということが実感として認識され、 その結果「単に思考に過ぎない」という捉え方になって、思考と自分を同一視することがなくなり、思考や感情を自分から話して客観的に見ることができるようになり、思考や感情に捲き込まれることがなくなります。 それによって、不安や怒りといった感情を少しずつコントロールできるようになります。
2.思考・感情の脱自動化思考や感情は通常、自分の意思とは関係なく、自動的に生じます。それは習慣化・パターン化されたものです。その自動的な無意識的な反応に、マインドフルな意識状態は「気づく」ようになります。気づけば、自動的にならず自分でコントロールができやすくなります。つまり、自分を苦しめる習慣化された否定的な心の働きに気づき、その心に翻弄されることがなくなります。
3.リラクセーション効果によるストレス軽減思考や感情のコントロールによってもストレスは軽減しますが、マインドフルネスによってリラクセーション効果が生じ、それによってつらい気分や感情から解き放たれる。それによって、自分の偏った認知やそれにともなった行動が修正されやすくなります。
ここで、マインドフルネスの効果についての研究をご紹介します。
ウィスコンシン大学での研究で、健康ではあるがストレスを感じている従業員を対象として企業での勤務時間にマインドフルネス瞑想を実施しその効果を検証しました。マインドフルネス瞑想をした人たちは、そうでない人たちよりも、不安や落ち込みといった感情にうまく対処でいるようになったということです。
ひかりの輪では、ヨーガを行いながらのマインドフルネス瞑想というものもあります。アーサナ(ヨーガの体操)をしながら、体のどこにどんな感覚があるか、あるいは体がどういう状態にあるのか気づきをもって行います。また、呼吸法も呼吸に意識を向けたマインドフルネス瞑想となります。
また、より詳しくマインドフルネスについてお知りになりたい方は、以下の動画、教本をご覧ください。
動画『マインドフルネスと仏教の念の瞑想』(2017年5月4日 73min)
動画『マインドフルネス:心に翻弄されない意識~仏教との接点~』(2017年5月5日 94min)
4.ヒーリング瞑想
1.音叉によるサウンドヒーリング
心身の浄化のために、音叉が奏でる多様な音階のサウンドを用いたヒーリングです。ヨーガ理論における各チャクラの浄化にもなると言われています。視覚的なシンボル・瞑想香などを用い、特別に浄化されたヒーリング室で行われます。
2.仏教法具によるサウンドヒーリング各種の仏教法具によるサウンドヒーリングです。深い慈悲の心を引き出すようなドニパトロのサウンドや、智恵の目覚めを促すようなティンシャ・ガンターのサウンドが、あなたの心身を浄化して瞑想状態に導きます。加えて、視覚的なシンボル・瞑想香などを用い、特別に浄化したヒーリング室で行われます。
3.入浴ヒーリング体を温め、気の通り道を浄化する特殊な効果を持った石の成分を含んだ入浴ヒーリングです。気の流れを改善し、心身の浄化につながります。
4.総合ヒーリング上記の3つのヒーリングを組み合わせた総合的なヒーリングです。各種の相乗効果によって最も効果の高いヒーリングとなります。
5.ヒプノ瞑想
ヒプノ瞑想(前生退行瞑想ヒーリング、山口指導員)
ヒプノ瞑想とは、誘導により、潜在意識にアプローチしていく瞑想です。人の心には顕在意識と潜在意識があるといわれており、この潜在意識の領域は顕在意識の9倍ともいわれています。
人は意図的に動いているようで、実は潜在意識の力によって動かされていることが多く、思わずとってしまった行動や、わけもなくとらわれることなどは、潜在意識の影響が多く、時には人生の障害になることがあります。しかし、自分が無意識のうちにとる行動や思考パターン、とらわれなどに気づくのは難しいことです。ヒプノ瞑想はこの難しいとされている無意識の意識化を助け、気づきや癒しを得ることができます。
ヒプノ瞑想は、一般にヒプノセラピー(前生退行催眠療法)と呼ばれているものを活用した瞑想ですが、ひかりの輪では、全米ヒプノセラピー協会の認定セラピスト(山口雅彦指導員)の指導のもとで行います。
この中で、潜在意識の中にある「前生」のような記憶を思い出す場合もありますが、実際に前生かはともかく、今現在の自分の心・言動に影響を及ぼす潜在意識の要素であるというのが心理学的な立場であり、その視点に基づいて、皆さんの瞑想を誘導して、重要な気付きを得るお手伝いをします。
この瞑想において通常、3つの人生(過去世)を思い出していただきます。思い出した3つと今の人生を合わせた4つの人生を比べて見ていきますと、そこに何らかの共通する要素が浮かび上がってきます。
そして、今の人生の課題や役割、今の自分へのメッセージなどがわかります。
また、今の自分の性格が何故こうなのか? あるいは、人生において同じような失敗を何度も繰り返すのか? などの理由がわかり、解決の糸口が見つかることもあります。生きていくうえでのいろいろな重要な気づきが起き、指針が与えられます。
それによって今の人生を豊かに生きていくことができるようになります。
6.ひかりの輪のヒーリング空間のご紹介
ひかりの輪のセミナー・瞑想会が行われる教室の空間は、以下のようなさまざまなツールによって浄化され、非常に優れたヒーリング空間になっております。ぜひご体験下さい!①良い瞑想を促すチベット・ブータンの瞑想香
②心を静める聖音を奏でる仏教法具
③聖地からの聖水
④仏教の各種の法具や貴石
⑤神聖な意識を引き出す仏像・仏画といった象徴物・シンボル
7.野外での歩行瞑想
ひかりの輪ではセミナーにおいて、近くの良い自然の中で、歩行瞑想が行われます。歩行と瞑想を組み合わせるとさまざまな良い効果があります。心と体が深く関係し合っているために、心身を共に浄化する効果があります。では、具体的な歩行瞑想の注意点とやり方をご紹介します。
①姿勢を正す
歩行するときの姿勢が大切です。背中を丸めて下を見てうつむいて歩くと心もうつうつとした状態になります。これは身体心理学で研究でも明らかにされています。ですから、背筋を伸ばして真っすぐ前を向いて歩きます。少し胸を張るくらいがいいかもしれません。そうすると心も前向きになります。②一定のリズムで歩く
歩く速度は一定にします。一定のリズムで歩くことで幸福ホルモンとも言われるセロトニンが分泌されます。③呼吸法を行いながら歩行する
両鼻から4秒吸って、4秒止め、4秒吐くという基本的な呼吸法を行います。また、4秒吸って8秒吐くという息を止めないやり方もあります。④マインドフルネス瞑想として行う
左右の足を交互に出しますが、今、自分がどちらの足に重心がかかっているか意識して歩きます。右足に重心が乗っていれば右足に重心が乗っていると認識して、左足に重心が乗っているときは左足に重心が乗っていることに意識を向けて歩きます。足の裏と地面の接するところに意識を向けて歩いていると大地との一体感を得ることもあります。⑤読経しながら歩く
また、真言やひかりの輪の読経瞑想を行いながら歩くやり方もあります。歩くリズムと読経を唱えるリズムが合わさり、心が集中し落ち着いてきます。以上、歩行瞑想を行うにあたっての注意する点といくつかのやり方をご紹介しました。ぜひとも、試してみてください。
さらに詳しく歩行瞑想について知りたい方は以下の動画、教本を参考にしてください。動画『心身の健康・心の安定に役立つ歩行瞑想』(2019年11月17日大阪 61min)
教本『日常生活の中でのヨーガ行法や歩行瞑想』