2020年10月
第451回『戦争のない縄文時代と聖徳太子と仏教に共通する輪=環=和の思想とは』(2020年10月25日 東京 70min) (2020年10月26日)
これは、2020年10月25日に、東京で行われた上祐代表の講義です。講義の趣旨は、以下の内容を含みます。
2021年に日本政府は、縄文遺跡を世界文化遺産に登録申請する予定。1万6千年以上前に始まった縄文時代は、1万年以上に渡って暴力が非常に少なく、戦争がなかったとされる他に類を見ない時代・地域である。その背景には、戦争を誘発する大陸渡来の文化に対して、長期間にわたって抵抗・拒絶した高度な精神性・宗教性存在も推察されている。
そして、それは聖徳太子17条憲法が説く和の思想や仏教の思想と共通し、日本民族の根本思想である「わ」の思想であり、輪・環・和(さらには倭)などと表現される。
その根本精神を現代に合わせて創造的に蘇らせることが今後の日本に有益であり、かつ既にそのような方向に日本社会は進んているように見られる。
第450回『新型コロナの災いを福に転ずる仏教的な智恵:個人も社会も進化』(2020年10月4日 大阪 88min) (2020年10月 9日)
これは、2020年10月4日に、大阪で行われた上祐代表の講義です。講義の趣旨は、以下の内容・テーマが含まれています。1.苦楽表裏、損得表裏の仏陀の智恵
どんな物事に良し悪しの両面・表裏がある。
万事塞翁が馬、好事魔多し、
好調時の油断と不調時の焦り2.新型コロナがもたらした肯定的な変化
(1)健康意識と健康状態の改善
死亡者総数減少、患者数減少、インフル減少
→将来の新型感染症により強くなる(2)離婚の減少
(3)生産性の向上:リモートワークでオフィス・交通費や、
無駄な作業・付き合いの減少(4)家族関係の改善:通勤時間の削減と家族との交流など
(5)産業界のロボット化の推進
→人口減・AI仕事減時代への適応(6)土地利用の改善:
首都一極集中から地方、都市から郊外への拡散
→感染症・地震・水害に対応3.日本経済に対する肯定的な変化
(1)日本企業の安定重視の経営が見直されている
多額の内部留保が新型コロナ対応に効果(2)米中対立・新冷戦が日本企業に漁夫の利
(3)日本が苦手なグローバリゼーションが衰退
(4)石油価格が低下:石油輸入国日本には恩恵
(5)世界の日本化(ジャパニフィケーション)
世界全体が消費・投資が減少しデフレに(6)健康・長寿・衛生大国という国際的イメージ
コロナの被害少なく来年は五輪を開催へ