第240回 『感謝と慈悲について』(2015年5月10日 福岡 76min)
(2015年5月19日)
1.感謝は慈悲は通じるものがあり、他と苦楽を分かち合う性質がある。
それは広がった温かい鎮まった心をもたらす。
2.感謝とは他に自己の存在意義を感じさせ、称賛・名誉を与え、自他同時に幸福となる
反対の慢心は幸福は自分だけのものとして自己を差別化する。
3.感謝とは謝罪を感じると書くように、他の労苦を感じて苦を分かち合うことにつながる。
慈悲の慈は他に楽を与え、悲は他の苦しみを取り去ることである。
4.慈悲はブッダの鎮まった広がった温かい心であり、感謝はブッダ・菩薩の心の土台である。
卑屈や慢心をなくし、躁鬱の心の波をなくし、感謝で浮かれず落ち込まず、心を平らにする。
5.質疑から 成功哲学について
①成功とは自己の勝利ではなく、切磋琢磨による自他互いの成長・向上と考えるべき。
②成功や失敗に実体はなく、視点や心の持ち方で決まる。
③外側の成功は幻影であり、本当の成功は心の中にある。