第328回5月14日上祐代表大阪セミナー講義第1回『仏教の中核思想・四法印と、苦しみ解決する仏教の奥義』(2017年5月14日 大阪 68min)
(2017年5月14日)
これは、ひかりの輪の大阪教室でのセミナーで行われた上祐代表の講義であり、セミナーの特別教本を解説する形で、以下の点について講義しています。
1.仏教の中核の思想「四法印」
四法印とは、諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静という四つの教えであり、仏教の特徴を表し、仏教の象徴的な教えとされます。しかし、微妙に誤解されることが多く、正確な理解のための秘訣を解説しています。これを正確に理解すれば、仏教思想の中核を理解できるものです。
2.仏教の瞑想のエッセンス:「止観」
止観とは仏教の瞑想のエッセンスであり、こころが静まる(静止する)と、物事が正しく見ることができるということです。こうして、心を静める止の瞑想と、物事をありのままに見る観の瞑想があります。
さらに、物事を正しく見る力が智慧であり、悟りであるから、止観の瞑想は、正に悟りの手段です。瞑想が悟りの手段なのです。
それは、苦しみを滅する手段でもあります。仏教は、人は、無智のため、不適切なとらわれを抱え、苦しみに陥るから、止観の瞑想で智慧が生じれば、無智・とらわれ・苦しみが解消すると説いています。
3.日常の苦しみ・悩みを解消する秘訣:止観の教えに基づいて
日常生活で何かの苦しみ・悩み・行き詰りがある場合、色々な工夫により、心を安定させた後に、改めて考えると解決する智恵(智慧)が生じます。心が不安定だと、物事が正しく見れば、それにより、苦しんでいるからです。その場合、いたずらに知識・情報をあさったり、他人に相談しても、必ずしも良い結果は得られません。
そこで、心を安定させる具体策が重要ですが、そのためには、まず、自分が身を置く環境を整える・改善する方法があり、更に、環境条件を変えても不十分な場合には、より突っ込んだ試みがありますが、それらについて上祐代表が詳しく解説しています。ぜひご覧ください。