第427回『仏教の無我の思想・四念処』(2019年12月30日年末年始セミナー 東京 111min)
(2020年1月18日)
この講義は、2019年~2020年のひかりの輪の年末年始セミナーにおいて、12月30日に、その特別教本「最新科学が裏付ける仏教・ヨーガの悟りの思想」の第1章「仏教の無我の思想・四念処」に関して解説したものです。
なお、講義の最初の部分は、セミナーに来場した方の数々の質問に答えており、無我・四念処の講義は、動画の26:30から始まります。
仏陀釈迦牟尼が説いたもっと基本的で重要な瞑想法とされる無我と四念処とは何かを詳しく解説しています。その中には、極めて客観的で進歩的な身体観(身不浄)、②人の感覚がはらむ本質的な問題点の鋭い洞察(受苦)、③苦しみと喜びが循環して無常に移り変わる心の性質(心無常)、④人間の陥りやすい自我の幻想を超える思想(法無我)が含まれています。
下記は、講義が解説する教本の第1章(「仏教の無我の思想・四念処」)の部分の目次です
1.無我の思想
2.四念処
3.身体は不浄である
4.身体の不浄性1:宿業
5.生と死はセット
6.縁起と無常の教え
7.循環の思想と表裏一体の思想
8.不浄・無常から無我へ
9.身体の不浄性2
10.美醜に対する過剰なとらわれを和らげる
11.感覚(感受作用)は苦である
12.受(感受作用)は私たちを欺く
13.感受作用は無我
14.心は無常である
15.心は無我である
16.あらゆる事物は無我である
17.ひかりの輪の四念処の瞑想法