第264回~267回 年末年始セミナー特別教本『総合解説 一元の智慧 万物一体の真理』の解説講義
(2016年1月18日)
2015年~2016年の年末年始セミナーにて行われた、上祐史浩の講話全7講義中、第1回、3回、5回、7回の4講義の解説動画です。
●第1回講義(2015年12月29日 90min)
セミナー教本第一章「仏陀の一元の智慧」の解説講義
「仏教が説く悟りの智慧(智恵)は、私たちの日常の観念を超えている面がある。これを言い換えれば、仏教の教えは、悟っていない人がなぜ頻繁に苦しむかというと、
日常の常識的な観念の中に多くの錯覚があるからと説くのである。
この錯覚を無智、すなわち、事物をありのままに理解できない意識の状態としている。一方、悟った人(仏陀)は、無智を滅して、智慧を得た者である。
そのため、本稿では、皆さんが、これまでの学校教育や社会生活などの日常の中では、考えたこともなかった思想を紹介することになる。」(教本より抜粋)
●第3回講義(2015年12月30日 72min)
セミナー教本第二章「一元の智慧に基づく幸福の道」の解説講義
「仏教では、人が皆、幸福を求めながらも必ずしも幸福になれない理由は、無智であると説いている。すなわち、幸福を求めながらも、幸福になる正しい道・手段を知らないということである。
これを言い換えれば、不幸になる道を幸福の道だと錯覚し、幸福の道を不幸の道だと錯覚しているというのである。そこで、本章では、前章で述べた仏陀の一元の智慧に基づいて、本当の幸福になる道について述べたいと思う。」
●第5回講義(2015年12月31日 70min)
セミナー教本第三章「施行の叡智と無思考の叡智」の解説講義
「言葉による思考には、メリットとデメリットがある。メリットは、この世界の様々な差異を理解することだ。一方、デメリットは、差異を理解するだけではなく、色々なものが全く別のもので、しかも固定的な存在に見えてしまうことだ。
そして、仏陀の教え、縁起や空の教えは、このデメリットに対応するための智慧となっているのである。」これについて詳しく解説しています。
●第7回講義(2016年1月2日 114min)
セミナー教本第四章「最新:読経瞑想の解説」の解説講義
三悟智経「苦楽一体・万物感謝、優劣一体・万物尊重、自他一体・万物愛す」
「三悟心経」は、三つの悟りの心の教えという意味であり、仏陀の悟りの境地を(三つの切り口から)表現したものである。
「三悟智経」は、三つの悟りの智慧の教えという意味であり、ひかりの輪が説く、輪の思想・一元の智慧を端的に表したものである。
そして、「三縁起経」とは、万物が一体であると説く輪の思想について、三つの視点から表したものである。
第7回目は、三悟智経について解説しています。