第288回『極限の集中状態=サマディを得るヨーガ行法の効果と問題とその解決』(2016年6月19日 福岡 68min)
(2016年6月20日)
1.心理学でフロー状態(ゾーン状態)、仏教・ヨーガでサマディと呼ばれる無欲・無我の最高の集中状態があり、スポーツ・武術・芸術・瞑想に共通する奥儀である。
2.悟りを求める仏教・ヨーガの修行は、正にそれを体得するプロセス。というのは、悟り(心の幸福と直感的な智恵)には、サマディが必要だから。
3.具体的な修行として、仏教の八正道・三学、ヨーガの八階梯などを紹介し、物の見方、日常行動、体の気(エネルギー)の流れと環境の改善の重要性を説明。特に気の流れを整える身体行法の持つ大きな効果の説明。
4.それを日米に持ち込んだ20世紀のヨガ団体は、ヨガナンダ・バクワン・オウムが、それぞれに社会との摩擦を抱えたこと、それを踏まえて、21世紀のヨーガ・仏教のあるべき姿、特に気を扱う強力なヨーガ・仏教の場合の課題を解説。