2021年3月
第462回『上祐史浩なんでもQ&A講義』(2021年3月28日東京 88min) (2021年3月28日)
これは、2021年3月28日 に東京教室で行われた上祐代表のYoutube公開ライブによる講義と質疑の動画です。
上祐代表が様々な日常の悩みに答える「なんでもQ&A」のコーナーの中で、以下のような質疑応答が収録されています。
不安が強いのはどうしたらいいか?
悪口に傷つかない自分に変わるには?
場の空気を読むのが苦手だがどうしたらいいか?
他人の自慢にイラつかないようになるには?
友達と長く付き合うにはどうしたら?
嫉妬で彼氏を束縛しないにはどうしたら?
自分がしたいことを見つけるにはどうしたら?
会話が苦手だから上手になるには?
などなど。ネットからも多数の質問をいただきご回答しています。
第461回『様々な苦悩からの解放に導く意識の拡大(大慈悲・宇宙意識の覚醒)に近づく道とは?仏教・ヨガの奥義に迫る』(2021年3月7日 大阪 83min) (2021年3月 8日)
この動画は、2021年3月7日に大阪で行われた上祐代表の講義です。
第460回『ヨーガが説く「ナーディ」と呼吸法の奥義自律神経を制御し健康と悟りに近づく思想と実践』(2021年2月28日 東京 76min) (2021年3月 1日)
この動画は、2021年2月28日に東京で行われた上祐代表の講義です。講義の趣旨は以下の点を含み、資料を掲示します。
「ヨーガのナーディと自律神経」第1.ヨーガのナーディ・チャクラ・プラーナなど
1.プラーナ:気・生命エネルギー(万物を現わす根源的エネルギー)
2.ナーディ:気道:気の通り道、7万2千本あるとも
3.チャクラ:多くの気道の交差点・密集点(経穴・ツボの中でも大きなもの)
第2.3つの主なナーディ(気道)1.3つの主なナーディ
(1)スシュムナー気道→中央気道
密教ではアヴァドゥーディ(ウマ)
(2)イダー気道(チャンドラ気道)→左気道
密教ではキャンマ(ララナー)
(3)ピンガラ気道(スーリヤ気道)→右気道
密教ではロマ(ラサナー)
2.3つのナーディの位置(1)各宗教・宗派で中央・右・左の3気道説は共通するが、その位置はかなり異なる部分がある。
(2)イダー・ピンガラの蛇行気道説と直行気道説
代表の個人的な体験上は、どちらもある。
3.3つのナーディが通るチャクラの数の説(1)9チャクラ説・7チャクラ説・4チャクラ説(密教)など
宗派によって気道の作り方(活性化のさせ方)が異なる?
(2)9チャクラ説の2つのチャクラとピンガラ気道・イダー気道の関係
7つの大きなチャクラに加え、2つの小さなチャクラを説く
①チャンドラ・チャクラ:チャンドラ=月、位置は脾臓・膵臓
チャンドラ・チャクラはイダー気道だけが通る説もある。
②スーリヤ・チャクラ:スーリヤ=太陽、位置は肝臓
スーリヤ・チャクラはピンガラ気道だけが通る説もある。
4.奥儀:5気道説に関して左右・脊髄・中央・前の5気道=五仏に対応?
人体には円柱(輪の形の柱)の気道があるのでは
第3.気道に関する二つの問題1.それぞれの気道の詰まり
→気道の間違った使い方=いわゆる悪い行為の結果
→左気道に詰まり=左鼻が詰まる
右気道に詰まり=右鼻が詰まる
2.左右の気道のバランスの喪失→左右のいずれかに偏った使い方
3.詰まりがあると偏りも生じやすい詰まった側のナーディは(正しく)働きにくくなる。
第4.自律神経とは?1.自律神経:自律的に(意志しなくても)働く活動を制御する神経
心拍・血圧・発汗・呼吸・血管や気道の縮小・拡大
2.体性神経:意志によって動く神経:運動神経・知覚神経など
3.神経全体の分類
1.中枢神経(脳と脊髄の神経)と末梢神経(それ以外)
2.末梢神経:体性神経と自律神経に分けられる
第5.自律神経の交感神経と副交感神経1.交感神経:興奮、体の右側を走っている。
(1)機能
興奮、集中、覚醒、活動=体や頭を動かす=エネルギーの消費
怒り・緊張・ストレス・脅威の排除(闘争・逃走)
(2)生理現象
心拍:速い 血圧:高い 発汗:促進 気道:拡張 胃腸(消化):停滞
呼吸:速い・浅い 血管:縮小 血流:抑制 体温:低下
(3)過剰に働く場合の問題
継続的・過剰な緊張・不安恐怖・ストレス、不眠、血液循環の不足、
胃腸の消化・栄養吸収の停滞、エネルギー・疲労回復の遅れ、
体温の過剰な低下、免疫の不足・低下、
炎症性疾患(癌・胃炎・胃潰瘍・リウマチ)
2.副交感神経:リラックス、体の左側を走っている
(1)機能
弛緩・リラックス・睡眠・休息=エネルギー・疲労の回復・
食べ物の消化=栄養吸収
(2)生理現象
心拍:遅い 血圧:低い 発汗:抑制 気道:縮小 胃腸(消化):活発
呼吸:遅い・深い 血管:拡大 血流:促進 体温:上昇
(3)過剰に働く場合の問題
集中の欠如・注意力散漫・警戒心の欠如・ボーッとした、昼間の眠気、無気力、
充血・うっ血(血液循環の悪化)、体温の過剰な低下、
免疫の過剰・暴走、アレルギー性疾患(アトピー・花粉症など)
第6.ヨーガの左右の気道と交感神経・副交感神経の類似性1.ヨーガの左気道(とその副交感神経との類似性)
(1)ヨーガでの名称:イダー管(気道)、イダー・ナーディ、
チャンドラ・ナーディ(チャンドラ=月)
(2)位置(学派により諸説があるが共通点として)
左の鼻腔を通る(ないしはアージュニヤー・チャクラに左側から入る)。
チャンドラ・チャクラ(膵臓・脾臓)を通る。
(3)イダー気道の特徴
月が象徴、陰・水・寒・冷・女性
(4)イダー気道が優位になる時の良い働き
イダー気道優位=イダー気道に、より多くのエネルギーが流れる状態
静寂(静かさ)、不動心・冷静・感情の調整、直感(右脳)
体を冷ます働き、瞑想等の安定した静的行動に適する。
(5)イダー気道が過剰に優位になる時の悪い働き
→ピンガラ気道が過剰に劣位になる時
無智・眠気・無気力・怠惰・体を過剰に冷やす。
(6)副交感神経との類似性
イダー気道と副交感神経は、共に体の左側を走っている。
その働きからして、副交感神経が活性化すると、
イダー気道優位になると推測される。
2.ヨーガの右気道(とその交感神経との類似性)
(1)ヨーガでの名称
ピンガラ管(気道)、ピンガラ・ナーディ
スーリヤ・ナーディ(スーリヤ=太陽)
(2)位置(学派により諸説があるが共通点として)
右の鼻腔を通る(ないしはアージュニヤー・チャクラに右側から入る)。
スーリヤ・チャクラ(肝臓)を通る。
(3)ピンガラ気道の特徴
太陽が象徴→陽・日・火・熱・暖・男性
(4)ピンガラ気道が優位になる時の良い働き
ピンガラ気道優位=ピンガラ気道に、より多くのエネルギーが流れる
パワー・エネルギッシュ・活動力・神通力・体を温める
活動的な行動、論理的な行動(左脳)を行うときに適する。
(5)ピンガラ気道が過剰に優位になる時の悪い働き
=イダー気道が過剰に劣位になる時
過剰な(継続的な)怒り・嫌悪・不安・憂い・恐怖・ストレス
体を過剰に熱する
(6)交感神経との類似性
ピンガラ気道と交感神経は共に体の右側を走っている。
その働きからして、交感神経が活性化すると、
ピンガラ気道優位になると推測される。
第7.ヨーガの左右の気道と、交感神経と副交感神経のバランス1.昼と夜での自律神経(左右の気道)のバランス
(1)活動する昼は交感神経(ピンガラ)、休む夜は副交感神経(イダー)が、
それぞれ優位になり、バランスよく交替していくことが大切。
(2)バランスを崩すと自律神経失調症とされる多くの症状が出る。
夜に交感神経優位だと不眠に、昼に副交感神経優位だと眠たくなる。
2.呼吸における左右の鼻(鼻腔)の使われ方
(1)人間は常に両方の鼻の穴から均等に呼吸はしていない。
およそ90分間隔で左右のどちらかの鼻の穴から強く呼吸をしている。
(2)左の鼻の穴からの呼吸が優位であれば、副交感神経=イダーが優位
静的な行動に適した90分。
(3)右の鼻の穴からの呼吸が優位であれば、交感神経=ピンガラが優位
動的な行動に適した90分。
3.自律神経(左右の気道)のバランスとは何か
それぞれに適した時に、それぞれが必要な時に、それぞれが優位になり、優位な気道がバランスよく交替していくこと。
寝る前は副交感神経優位(イダー)がよく、食事は交感神経(ピンガラ)が優位の時がよいともいわれるので、寝る前の食事はよくない。
第460回講義動画関係資料『ヨーガのナーディと自律神経』(2021年2月28日) (2021年3月 1日)
これは、2021年2月28日 に東京教室で行われた上祐代表の講義の資料です。
第1.ヨーガのナーディ・チャクラ・プラーナなど
1.プラーナ:気・生命エネルギー(万物を現わす根源的エネルギー)
2.ナーディ:気道:気の通り道、7万2千本あるとも
3.チャクラ:多くの気道の交差点・密集点(経穴・ツボの中でも大きなもの)
第2.3つの主なナーディ(気道)
1.3つの主なナーディ
(1)スシュムナー気道→中央気道
密教ではアヴァドゥーディ(ウマ)
(2)イダー気道(チャンドラ気道)→左気道
密教ではキャンマ(ララナー)
(3)ピンガラ気道(スーリヤ気道)→右気道
密教ではロマ(ラサナー)
2.3つのナーディの位置
(1)各宗教・宗派で中央・右・左の3気道説は共通するが、その位置はかなり異なる部分がある。
(2)イダー・ピンガラの蛇行気道説と直行気道説
代表の個人的な体験上は、どちらもある。
3.3つのナーディが通るチャクラの数の説
(1)9チャクラ説・7チャクラ説・4チャクラ説(密教)など
宗派によって気道の作り方(活性化のさせ方)が異なる?
(2)9チャクラ説の2つのチャクラとピンガラ気道・イダー気道の関係
7つの大きなチャクラに加え、2つの小さなチャクラを説く
①チャンドラ・チャクラ:チャンドラ=月、位置は脾臓・膵臓
チャンドラ・チャクラはイダー気道だけが通る説もある。
②スーリヤ・チャクラ:スーリヤ=太陽、位置は肝臓
スーリヤ・チャクラはピンガラ気道だけが通る説もある。
4.奥儀:5気道説に関して
左右・脊髄・中央・前の5気道=五仏に対応?
人体には円柱(輪の形の柱)の気道があるのでは
第3.気道に関する二つの問題
1.それぞれの気道の詰まり
→気道の間違った使い方=いわゆる悪い行為の結果
→左気道に詰まり=左鼻が詰まる
右気道に詰まり=右鼻が詰まる
2.左右の気道のバランスの喪失
→左右のいずれかに偏った使い方
3.詰まりがあると偏りも生じやすい
詰まった側のナーディは(正しく)働きにくくなる。
第4.自律神経とは?
1.自律神経:自律的に(意志しなくても)働く活動を制御する神経
心拍・血圧・発汗・呼吸・血管や気道の縮小・拡大
2.体性神経:意志によって動く神経:運動神経・知覚神経など
3.神経全体の分類
1.中枢神経(脳と脊髄の神経)と末梢神経(それ以外)
2.末梢神経:体性神経と自律神経に分けられる
第5.自律神経の交感神経と副交感神経
1.交感神経:興奮、体の右側を走っている。
(1)機能
興奮、集中、覚醒、活動=体や頭を動かす=エネルギーの消費
怒り・緊張・ストレス・脅威の排除(闘争・逃走)
(2)生理現象
心拍:速い 血圧:高い 発汗:促進 気道:拡張 胃腸(消化):停滞
呼吸:速い・浅い 血管:縮小 血流:抑制 体温:低下
(3)過剰に働く場合の問題
継続的・過剰な緊張・不安恐怖・ストレス、不眠、血液循環の不足、
胃腸の消化・栄養吸収の停滞、エネルギー・疲労回復の遅れ、
体温の過剰な低下、免疫の不足・低下、
炎症性疾患(癌・胃炎・胃潰瘍・リウマチ)
2.副交感神経:リラックス、体の左側を走っている
(1)機能
弛緩・リラックス・睡眠・休息=エネルギー・疲労の回復・
食べ物の消化=栄養吸収
(2)生理現象
心拍:遅い 血圧:低い 発汗:抑制 気道:縮小 胃腸(消化):活発
呼吸:遅い・深い 血管:拡大 血流:促進 体温:上昇
(3)過剰に働く場合の問題
集中の欠如・注意力散漫・警戒心の欠如・ボーッとした、昼間の眠気、無気力、
充血・うっ血(血液循環の悪化)、体温の過剰な低下、
免疫の過剰・暴走、アレルギー性疾患(アトピー・花粉症など)
第6.ヨーガの左右の気道と交感神経・副交感神経の類似性
1.ヨーガの左気道(とその副交感神経との類似性)
(1)ヨーガでの名称:イダー管(気道)、イダー・ナーディ、
チャンドラ・ナーディ(チャンドラ=月)
(2)位置(学派により諸説があるが共通点として)
左の鼻腔を通る(ないしはアージュニヤー・チャクラに左側から入る)。
チャンドラ・チャクラ(膵臓・脾臓)を通る。
(3)イダー気道の特徴
月が象徴、陰・水・寒・冷・女性
(4)イダー気道が優位になる時の良い働き
イダー気道優位=イダー気道に、より多くのエネルギーが流れる状態
静寂(静かさ)、不動心・冷静・感情の調整、直感(右脳)
体を冷ます働き、瞑想等の安定した静的行動に適する。
(5)イダー気道が過剰に優位になる時の悪い働き
→ピンガラ気道が過剰に劣位になる時
無智・眠気・無気力・怠惰・体を過剰に冷やす。
(6)副交感神経との類似性
イダー気道と副交感神経は、共に体の左側を走っている。
その働きからして、副交感神経が活性化すると、
イダー気道優位になると推測される。
2.ヨーガの右気道(とその交感神経との類似性)
(1)ヨーガでの名称
ピンガラ管(気道)、ピンガラ・ナーディ
スーリヤ・ナーディ(スーリヤ=太陽)
(2)位置(学派により諸説があるが共通点として)
右の鼻腔を通る(ないしはアージュニヤー・チャクラに右側から入る)。
スーリヤ・チャクラ(肝臓)を通る。
(3)ピンガラ気道の特徴
太陽が象徴→陽・日・火・熱・暖・男性
(4)ピンガラ気道が優位になる時の良い働き
ピンガラ気道優位=ピンガラ気道に、より多くのエネルギーが流れる
パワー・エネルギッシュ・活動力・神通力・体を温める
活動的な行動、論理的な行動(左脳)を行うときに適する。
(5)ピンガラ気道が過剰に優位になる時の悪い働き
=イダー気道が過剰に劣位になる時
過剰な(継続的な)怒り・嫌悪・不安・憂い・恐怖・ストレス
体を過剰に熱する
(6)交感神経との類似性
ピンガラ気道と交感神経は共に体の右側を走っている。
その働きからして、交感神経が活性化すると、
ピンガラ気道優位になると推測される。
第7.ヨーガの左右の気道と、交感神経と副交感神経のバランス
1.昼と夜での自律神経(左右の気道)のバランス
(1)活動する昼は交感神経(ピンガラ)、休む夜は副交感神経(イダー)が、
それぞれ優位になり、バランスよく交替していくことが大切。
(2)バランスを崩すと自律神経失調症とされる多くの症状が出る。
夜に交感神経優位だと不眠に、昼に副交感神経優位だと眠たくなる。
2.呼吸における左右の鼻(鼻腔)の使われ方
(1)人間は常に両方の鼻の穴から均等に呼吸はしていない。
およそ90分間隔で左右のどちらかの鼻の穴から強く呼吸をしている。
(2)左の鼻の穴からの呼吸が優位であれば、副交感神経=イダーが優位
静的な行動に適した90分。
(3)右の鼻の穴からの呼吸が優位であれば、交感神経=ピンガラが優位
動的な行動に適した90分。
3.自律神経(左右の気道)のバランスとは何か
それぞれに適した時に、それぞれが必要な時に、それぞれが優位になり、優位な気道がバランスよく交替していくこと。
寝る前は副交感神経優位(イダー)がよく、食事は交感神経(ピンガラ)が優位の時がよいともいわれるので、寝る前の食事はよくない。