2020年5月
第438回『新型コロナの諸問題を解決する万物一体の一元思想』(2020年5月10日 東京 60min) (2020年5月16日)
これは、2020年5月10日に、東京で行われた上祐代表の講義の動画です。 講義には、以下の内容・テーマが含まれています。1.人間の心の問題として新型コロナ・パンデミック
新型コロナウイルスに関する様々な問題を熟考すると、問題は単に未知のウイルスの脅威ではなく、人の心の問題であることが明らかになる。例えば、発生した根本原因である無秩序な自然開発の欲望、「米中間の対立」などの国家間の対立・摩擦、経済停滞・失業増大による自殺を含めた精神的な問題、外出自粛によるストレス・家庭内暴力や孤独と孤独の死の増大、「自粛警察」などの人々の嫌悪・怒り・争いなど。
2.万物一体の思想が人の心・体・人間関係を救うこれらの原因を取り除き、今の状態を前向きに安定した心で生き抜くための根源的な智恵が森羅万象を一体と見る一元の真理・道理である。苦と楽、優と劣、自と他といった対極的な2者が繋がっていて循環することを理解することで、心の平安と広がりをもたらし、体の安定・健康・免疫の向上、知性・智恵の向上、人間関係の改善といった、幸福の条件が整うことになる。
第437回『苦の裏に楽=コロナ問題を逆活用、ヨーガ源流のサーンキャ哲学の奥義』(2020年5月2日GWセミナー講義 127min) (2020年5月12日)
これは、「2020年ひかりの輪GWセミナー」の第1回目の上祐代表の講義です。 講義には、以下の内容・テーマが含まれています。第1部:コロナ問題を逆活用して進歩する:苦楽表裏の思想
新型コロナウイルスの現象は多くの被害・苦しみをもたらしている。しかし、視点を変えて、広く長期的な視野で見るならば、苦しみの裏や先には喜びがあると説く仏陀の教えの通り、それを逆活用することで個々人および社会全体が、21世紀の中で重要な進歩・進化をする気づき・道筋を与えることに気づく。現状を前向きに受け止めて生き抜くにはどうすればいいか。
2.ヨーガ源流のサーンキャ哲学=悟りを支える重要な思想
源流のヨーガが説く心理学や哲学は、最新の認知心理学とよく一致しており、例えば、様々な心の働きは、本当の私(ヨーガで言う真我)が形成していないとする点において一致する。
※なお、このセミナー全体を通じて使用している特別教本『コロナ感染問題と仏教・ヨーガの思想、人類の未来』の教本はネットショップや各教室にてご購入いただけます。
この源流ヨーガの哲学(サーンキャ哲学)は、この世界は、突き詰めるならば、意識性の中核である真我(プルシャ)と、心理現象や物質現象の源となる自性(プラクリティ)の二つで作られている(現れている)という独特の二元論を説く。
そして、これを深く理解すると、本当の自分である真我(=永久不変の平安)を認識する手助けになる。その過程では、、心の変化に惑わされずに、苦楽や善悪によって一喜一憂しない、平静で平等な広大な心を培う土台となる。