2016年4月
第280回GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第1回(2016年4月29日67min) (2016年4月29日)
2016年GWセミナー 第1回講義 第1章 仏教の幸福哲学 心が作り出す幸不幸1 一般的な幸福感
2 苦と楽は表裏という思想
3 仏教的な幸福感:苦楽に頓着せず、分かち合う幸福
4 仏教的な幸福観・生き方の恩恵
5 仏教的な幸福感と競争に関して
6 幸不幸を含めた全ては心の現れ
7 貪りを捨て、感謝の心を持つと、大きな喜びが生じる
第279回『仏教的な幸福と成長の哲学』(2016年4月24日 東京 58min) (2016年4月26日)
1.一般的な幸福観では行き詰った場合に、いかに幸福や苦しみ解消の突破口が得るかの仏教的な智慧のお話しと、競争心だけを背景とした向上欲求の弊害と、それを超えた感謝に基づく努力(恩返し)の重要性
2.仏教的な幸福観
仏教は、自分が体験する現実は、心が作り出している一面があり、幸福・不幸も心が作り出しているから、心の持ち方、考え方、価値観、視点といったものを変えれば、より幸福を感じ、不幸、苦しみを和らげることができる3.求めて得られない幸福、逃げられない苦しみに対して、どのように考えたらよいか
第278回『輪廻転生の総合解説と輪廻を超越する悟り』(2016年4月17日 福岡 75min) (2016年4月18日)
1.生まれ変わり・輪廻転生の総合的な解説
この講義では、レジメに基づいて、1.生まれ変わりの思想の発祥と歴史・種類から、2.生まれ変わりの存在の真偽に関する体験・科学的研究・意識調査、3.生まれ変わりの思想のメリットとデメリットと中道思想など、幅広く解説しています。生まれ変わりの思想の総合的な解説です。
2.質疑応答:輪廻を越えた悟った境地とは
悟りの境地とは、自他の区別を越えるが故に、生死・輪廻を超越している。自他・生死・輪廻は、悟っていない意識がいだく一種の幻影と認識される。
この悟りの境地は遠くても、毎日の自分が、他の生き物の尊い命の犠牲で支えられることを認識し、感謝の心を深めれば、死への嫌悪・恐怖も和らぎ、自分や自分の財物・名誉等にとらわれ過ぎず、感謝と分かち合いを中心とした豊かな人生観が見えてくる。第277回『生まれ変わりはあるか』(2016年4月10日 大阪 61min) (2016年4月11日)
(1)生まれ変わりはあるか
1.世界の生まれ変わりの思想と歴史
輪廻=サンサーラ、転生=リインカーネーションとは?2.インドの輪廻の思想:仏教ではなくバラモン教で発祥。
生前の行為(カルマ)が来世の境遇を決める。3.生まれ変わりを信じる理由・体験・研究結果など
1.伝統的な理由:宗教家の瞑想体験:サマディ
2.現代人の体験・研究:臨死体験・前生退行催眠
3.前生を語る子供たちの研究:米ヴァージニア大学
4.意識調査:日米含め世界中で転生を信じる人が相当多い
5.ニューエージ・新宗教・アニメ・映画にも広がっている4.日本人にはインド的な輪廻思想は根付かず
死んだら皆神になる(成仏する)常世思想・祖先信仰
5.生まれ変わりはあるのか
1.転生はないとする科学者の見解:ESP仮説など
2.結論:転生の確証も、転生がないとの確証もない
あると信じることもないと信じることも可能(2)苦しみを和らげる智恵
1.苦しみの三つの原因=三つの根本煩悩とは
貪り=欲張り過ぎ、怒り=嫌悪し過ぎ、無智=怠け過ぎ2.多くの苦しみの原因が貪り=過剰な欲求・執着
貪りを弱めた方が逆に、成功する場合がある