3月9日(日)【東北/仙台】禅の霊地・蕃山と仙台名取の縄文聖地自然巡り~初春の芽吹きの低山の森と、縄文遺跡や東北最大の古墳など悠久の歴史を巡る
3月9日(日)、3月上旬の初春の頃、仙台では、禅の修行の霊地・蕃山と、仙台と仙台南の名取の縄文遺跡などを巡る聖地自然巡りを行います。
冬の体を目覚めさせる芽吹きの禅の修行の霊地・蕃山や、縄文時代から人々が住んでいた仙台・名取の縄文遺跡や東北最大の古墳などを巡ります。
芽吹きの初春にご一緒できましたら幸いです。
◎蕃山・大梅寺
仙台西に位置する蕃山は、大変幽玄で心鎮まる雰囲気があり自然豊かで心身が清められるような清々しい御山です。
麓には大梅寺があり、山門の杉並木の石畳を登ると、そこは別世界。
山門の仁王像が結界のように御山を守っています。
脇には、数々の禅の修行僧が、座禅をし心を鎮める姿や、ユーモラスな姿で参詣者を迎えてくれます。
大梅寺は、臨済宗のお寺で、檀家をもたない修業寺で、松尾芭蕉や夏目漱石もこの石段を登り、蕃山を詣でました。夏目漱石の小説「草枕」には「陸前の大梅寺へ行って修業三昧」との記述が残されています。
蕃山は、標高357mで登りやすく、木々や植物の豊かな御山で、山頂には禅の高僧・雲居禅師の開山堂が鎮座します。
特に、山頂からの太平洋を望む景色は絶景です。途中では、仙台のシンボル・太白山も顔を出します。
この蕃山は、今日の仙台の基礎を作った伊達政宗が尊敬してやまなかった禅の高僧・雲居禅師が終焉の地に定め、こよなく愛でたと伝わります。
雲居禅師は、全国に173もの寺を開山し、天皇にも禅を講じ、後に国師とおくり名された禅の高僧で、伊達政宗が重要視した瑞巌寺(現在国宝)建立の際に、開山を懇願されても固辞して受けませんでしたが、後に27年間も待ち続けた政宗の遺言に心打たれ、瑞巌寺の開山となりました。
この蕃山で、晩年の雲居禅師は山に登り坐禅三昧で、熊や鹿がよく遊びに来てくれたと言い、78歳で入滅されました。遺命により墓石を建てなかったとのことですが、のちに現在山頂に鎮座する常寂光塔・蕃山開山堂が建てられました。
◎仙台縄文の森広場
仙台市内には、多くの縄文遺跡がありますが、この仙台縄文の森広場付近は、縄文時代の人口の密集地でした。縄文の時代から人々が暮らし続けている土地ということは、安全な土地であると思われます。
珍しい「土屋根」の復元住居があり、東北ならでは寒さをしのぐ工夫が見られます。また、縄文時代にあったと思われる木々の森が再現されています。仙台の縄文遺跡について、幅広く学ぶことのできる施設です。
◎道祖神・佐倍乃神(さえの)社
巨大な鳥居が特徴的な神社です。由緒書によれば、なんと約 2000 年前の景行天皇40年(110年)、日本武尊の東征の折に勧請されたとされる古社です。
ご祭神の猿田彦大神は、天孫降臨の際、邇邇芸命を先導した神で、そのことから「道祖神」や「幸神(さいのかみ)」と呼ばれています。社名の「佐倍乃(さえの)神社」は「幸神」の名称にちなむものだそうです。
佐倍乃神社は、主に人生や生活の道開き・交通安全の神社として崇敬を集めており、その他にも縁結び・五穀豊穣・商売繁盛・家運隆盛の御神徳があるとされています。
この付近には、古代東北の百の重要な神社(延喜式神名帳に記載)がいくつかあり、西行法師がお参りされ松雄芭蕉がたどり着けなかったと伝わる光源氏のモデルの一人藤原実方のお墓は、その重要な神社の元宮のそばに静かにたたずんでいます。
◎名取市歴史民俗資料館
この地域の古代の歴史や民俗を詳しく学ぶことができます。大和朝廷以前は、この名取の地が東北の中心地だったと考えられるそうです。
◎雷神山古墳:東北最大規模の前方後円墳
東北最大規模の前方後円墳として知られる雷神山古墳が、名取市に存在しています。
主軸 168m、後円部径 96m・高さ 12m、前方部長さ 72m・前端幅 96m・高さ 6m の巨大な古墳です。壷形埴輪や壷形土器が出土しています。4 世紀末から 5 世紀初めに造られたと推定され、かなり広い地域を統治した地方豪族の首長の墓と考えられています。
古墳の上に、雷神がお祀りされています。
■ご参加の詳細
■日程 3月9日(日)
8時~16時頃の予定です。
現地集合・現地解散も可能です。
■参加料金
12000円
※当日の天候や現地の状況によって、訪問地の一部を変更したり、参加料金が多少増減する場合があります。
※参加料金は、学習指導代を含みます。食事代は含みません。
※心身障碍者・経済上の理由等がおありの方には、別コースや割引料金の用意がありますので、ご相談ください。
■キャンセル代
1.7日前~4日前:参加料金の50パーセント
2.3日前~当日:参加料金の100パーセント
■当日ご自身でお支払いいただく費用
■キャンセル代
1.7日前~4日前:参加料金の50パーセント
2.3日前~当日:参加料金の100パーセント
■参加者の無償奉仕による運送のお知らせ
1.出発時に各教室に集合する方は、他の参加者が運転する車両に同乗することができます。
2.これは、参加者の無償の奉仕であり、団体による運送サービスではありません。
3.これを利用されず、マイカーでのご参加も可能ですが、参加料金は減額されません。出発する教室によって料金が異なる場合は、運送料ではなく、引率・指導の経費のためです。
4.現地に集合した後の利用も可能ですが、人数に限りがあるため、事前にお申し込みください。
■ご注意
1.あらゆる関連法規を順守して行いますのでご協力ください。
ひかりの輪は、聖地巡りの実施形態に関連する法令の解釈について、関係官庁の指導に基づき、適法に聖地巡りを実行いたします。
つきましては、当団体が、参加者の方のために、外部の宿泊施設や運送会社を手配するいわゆる旅行業務を行ったり、車両による有償の運送を行ったりすることはなく、ボランティアの方や参加される皆様のご協力をいただく等しておりますので、何とぞご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
2、一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。
ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。
3.ご参加をお断りする場合
ひかりの輪のイベントの目的は、その思想と実践の学習、ないしは、学習に関心がある方に実際に体験する機会を提供することなどです。
よって、参加の目的が、例えば、元オウム信者をネット等で話題にして楽しむこと(いわゆる「オウマー」と呼ばれる活動)や、特定会員への妄想的な恋愛感情等によるもの(時としてストーカー行為に発展する恐れがある「追っかけ」などを含む)と判断される場合や、活動の妨害・他の参加者の迷惑になる言動(飲酒状態や攻撃的言動)がある場合には、参加をお断りする場合があります。
なお、過去のオウムに関する清算や、現団体の社会的事柄への取材やご批判は、団体のイベントではなく、広報部の方で承りますので、ご了解ください。
※本聖地巡りの予定は、変更になる可能性がありますので(天候等の諸条件や一定数の参加者が集まらない場合などの中止や時間変更など)、参加ご希望の場合は、必ず事前に下記ご連絡先までご確認をお願い申し上げます。
みなさまのご参加をお待ち申し上げます。
■お問い合わせ先
仙台教室(東北・北海道地区)
電話:022-352-0562(担当:宗形真紀子)
メールアドレス:sendai@hikarinowa.net