聖地めぐり
ひかりの輪で行っている日本の聖地めぐりのご案内です。

【2025年】今後の聖地巡りの予定のご案内

9月6日(土)~7日(日) 日光・奥日光の自然・聖地巡り

 ひかりの輪では、2025年9月6日(土)~7日(日)に、栃木県の日光と奥日光への聖地巡りを行いますので、お知らせいたします。

 日光といえば東照宮が有名ですが、東照宮の建立以前から、日光は観音菩薩の聖地として尊ばれてきました。

◆日光東照宮

  日光の象徴ともいえる、豪華絢爛な建築様式が参拝者を惹きつける日光東照宮。

  長きにわたる戦国時代の混乱に終止符を打ち、その後約260年間にもわたる泰平の世を築いた徳川家康(1543-1616)をご祭神としています。

  家康は、自らの遺言に従ってこの地に葬られ、その後、現在にまで伝わる華麗な社殿が造営されていきました。 

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 家康に仕えた天台宗の高僧・天海の説(山王一実神道)に基づき、家康は、本地仏(本体である仏)を薬師如来とし、神号を東照大権現とする神として、神仏習合の形態で祭られています。

  ここでは、それまでの戦乱の世を鎮め、世界史上類例のない長期にわたる泰平の江戸時代を築いた家康は、「平和をもたらした神」として位置付けられています。

  戦争や内乱を鎮めて社会の安定を実現するといわれる薬師如来が家康の本地仏とされている理由は、そこにあるといえます。

  東照宮内に彫られた数々の生き物――例えば眠り猫や、猿、獏(ばく)等は、いずれも平和を象徴しています。

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◆日光の地が選ばれた理由

   上記の通り、家康は遺言を残したのですが、それは「日光の地に自分を神として祭れ、そして私は平和の守り神となろう」という趣旨がありました。

   家康は、天の中心である北極星を背景にして、真南にある江戸を守護するために、江戸の真北にある日光の地をあえて選んだと考えられています。

  位置関係は以下のようになっています。

     〔北〕北極星(天の中心)
             ↓
     日光東照宮(神とされた家康)
             ↓
     〔南〕 江戸(現在の東京)


◆輪王寺(三仏堂)

   日光東照宮に隣接する輪王寺は、奈良時代に、日光開山の祖である勝道(しょうどう)上人によって開創されたと伝えられています。

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 三仏堂の内陣には、日光三社権現の本地仏である千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音が祀られています。輪王寺は、後に、天台宗の高僧・円仁が来訪し、三仏堂や常行堂などの伽藍を建立し、栄えていきました。

  その後一時衰退しましたが、東照宮を造営した天海が住職となってからは復興していき、天台宗の寺院として隆盛を極めました。

◆輪王寺(常行堂)

 常行堂は、「常行三昧」という仏様の周りを歩きながら念仏を唱える修行が行われていた道場です。道場の中心に安置された本尊の周りを一周できる構造になっています。
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◆輪王寺(開山堂)

 開山堂は、日光開山の祖・勝道上人を茶毘に付した谷に、上人の霊を祀るために建立された御堂です。

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◆二荒山神社:本社

 江戸時代をはるかにさかのぼる古代からの聖地の一つが、日光東照宮に隣接する二荒山(ふたらさん)神社です。

 二荒山神社は、3つの山を合わせて「二荒山大神」としてお祀りしている、原初の山岳信仰を守る社です。この社の創始は、8世紀後半(766年)に勝道上人がこの地に紫雲立寺(しうんりゅうじ)という寺を建て、その翌年に二荒山の神を祭る祠を建てたのが始まりと伝わっています。

 原初の山岳信仰の山とは、二荒山(男体山(なんたいさん))、女峰山(にょほうさん)、太郎山の三山で、この山々は神体山と考えられ、二荒山神社などの神社では神として、輪王寺などのお寺では仏として祀られています。

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◆滝尾(たきのお)神社

 その後、9世紀初頭(820年)には、弘法大師・空海が日光に入山して修行し、女峰山の女神である田心姫命(たごりひめのみこと)を感得してお祀りし、それが現在の滝尾神社(東照宮の北部に鎮座する神社)となっていて、日光の中でも指折りの聖地といわれています。

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◆二荒山神社:中宮祠


 中禅寺湖畔に鎮座する二荒山神社の中宮祠を参拝します。

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 ここは、二荒山(男体山)の中腹1,200メートルの場所で、二荒山神社奥宮と、日光市街にある二荒山神社の本社(※前記を参照)の中間にあるので中宮祠と呼ばれています。

   大変な困難に遭いながら、幾度もの挫折を乗り越え、17年もの歳月をかけて山頂を極めた勝道上人がここに社殿を建てたのが始まりです。

  この社には男体山の大国主命がお祀りされています。

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  奥には、男体山への登山道の入り口があり、そこから男体山を遙拝できます。

  ここでは、山岳信仰、神道、仏教、修験道と、多様な宗教が融合していることが実感できます。

  古代には、修験道がたいへん栄えた修行の場だったということで、現代では開山の夏の季節に、全国からの数万の登拝者で賑わうのだそうです。

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◆中禅寺

  中禅寺湖の北岸にある二荒山神社中宮祠から東に向かったところにあるのが、中禅寺です。
  晴れていれば、男体山が山頂まで綺麗に見えます。

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  この中禅寺は、日光の開祖・勝道上人が、苦節17年を経て男体山山頂をきわめた後、建立し、修行の場としたのが創始と伝えられています。

  ここには、勝道上人が湖で感得した、湖の中から出現した金色の千手観音の姿を彫ったと伝わる立木観音が祀られています(千手観音は男体山の本地仏。神道では大国主命)。

   この立木観音には伝説が残されています。

   創建当時、二荒山神社中宮祠近辺にあった中禅寺に祀られていたところ、明治の大津波で中禅寺湖に沈んでしまい絶望的となったことがありました。

   しかし、立木観音は奇跡的に現在の地に浮き上がったので、「この地が観音さまのいらっしゃりたい場所なのだろう」ということで、中禅寺とともに現在の地に移されることとなったそうなのです。

chuzenji01.JPG             (中禅寺から見下ろす中禅寺湖の光景)

   もう一つ珍しいことには、この仏像は、根がついたままの立木の状態で彫られていて、実際に立木観音は根の付いた状態で地面に埋められています。

   このように根が付いたまま仏像が彫られて埋められて祀られているのは、会津を巡礼したときに恵隆寺で拝観した「立木観音」以外、見たことがありません。

   拝観していると、木の中に仏が現れたかのような気持ちになります。

   千手観音は千の手を持ち、衆生を救済するといわれる観音さまの中でもとりわけ慈悲深い観音さまですが、とてもお優しい顔をしています。

◆千手ヶ浜

 千手ヶ浜は、中禅寺湖の西の端にある、南北2キロにわたるたいへん美しい浜辺です。

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   日光開山の祖・勝道上人は、この浜のあたりで千手観音を感得したと伝わり、日光は、勝道上人が観音菩薩を感得したことから、「観音の浄土」といわれるようになっていったという意味では、観音浄土としての日光発祥の地ともいえる場所です。

 千手ヶ浜に続く小道をしばらく歩いていくと、小川があり、その向こうの小高い丘に、勝道上人が建立した千手堂(再建されたもの)があります。

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   千手が浜は、太陽が輝き、青空に映えて湖面も美しく、向こう岸に男体山、そして華厳の滝へ注がれる河口が見え、打ち寄せる波の音だけが聞こえていて、静かで、とても美しいところです。

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( 中禅寺湖 )

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( 千手が浜 美しい波 )

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              ( 千手が浜 静かな湖畔 )

kurin01.jpgkurin02.jpg       (この時期の湖畔では、クリンソウが美しい姿を見せてくれています)

  中禅寺湖の北に位置する広大な野原が、戦場ヶ原です。

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( 戦場ヶ原 )

◆奥日光・湯ノ湖(ゆのこ)

 湯ノ湖は、中禅寺湖よりさらに高地にある湖で、水面の標高は1475m、周囲は約3kmです。湯ノ湖は、近くの火山の噴出物が川をせき止めてできました。

 湖畔の日光湯元温泉(勝道上人が発見したといわれる)の湯が流れ込んでいることから、この名になりました。





 湖畔には遊歩道が整備されており、約1時間で1周することができます。
 
 

 湯ノ湖から流れ出た湖水は、「湯滝」として豪快に流れ落ち、中禅寺湖の方へ流れていきます。






◆明智平

 標高1373mの明智平展望台からは、眼下に、中禅寺湖と、中禅寺湖から豪快に流れ落ちる「華厳の滝」、そして周辺の日光の大自然を一望のもとに見渡すことができ、まさに絶景です。

akechidaira01.jpg この古代から連綿と受け継がれてきた聖地と大自然を、皆様と一緒に巡れればと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

※日光につきましては、以下の「お勧めの聖地シリーズ」の記事においても、美しい写真とともに詳細にご紹介していますので、是非ご覧ください。

第5回「日光」:名高き寺社と山湖の自然

◆日程

 2025年9月6日(土)~7日(日)

※参加者が一定数以上の場合は、上祐史浩(ひかりの輪代表)も参加する予定です。
※参加希望者が一定人数未満の場合は、開催を中止する場合があります。


◆参加料金(東京からご参加の場合)

2日間参加:34000円
1日参加:17000円

※当日の天候や現地の状況によって、訪問地の一部を変更したり、参加料金が多少増減する場合がございます。

※参加料金は、学習指導代を含みますが、食事代・拝観料・宿泊費は含みません。

※大阪など、東京とは別の地区からご参加の方は、引率・指導の時間が異なるため、料金が異なりますので、別途下記担当者までお問い合わせをお願いします。

※料金の割引:学生・身障者・失業者その他、経済的な事情のおありの方は、料金の割引を行う場合がありますので、ご相談ください。

※体の弱い方、高齢者の方のために 肉体的な負担の少ない別プログラムをご用意できる場合がありますので、お問い合わせください。


◆キャンセル代

1.7日前~2日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント
2.1日前(前日)から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセントとなります。

◆当日ご自身でお支払いいただく費用

下記の費用は、当日ご自身で各業者に直接お支払いいただきます。

・バス代(千手が浜行き路線バス代=往復1000円)
・宿泊代:約5000円~6000円
・参拝代:日光東照宮1300円、中禅寺500円、その他の寺社
・食事代

※予定は変更になる可能性がありますので(天候等の諸条件や一定数の参加者が集まらない場合などの中止またはスケジュール変更)、参加ご希望の場合は、下記お問い合わせ先までご確認ください。

■参加者の無償奉仕による運送のお知らせ

1.出発時に各教室に集合する方は、他の参加者が運転する車両に同乗することができます。

2.これは、参加者の無償の奉仕であり、団体による運送サービスではありません。

3.これを利用されず、マイカーでのご参加も可能ですが、参加料金は減額されません。
出発する教室によって料金が異なる場合は、運送料ではなく、引率・指導の経費のためです。

4.現地に集合した後の利用も可能ですが、人数に限りがあり、事前にお申し込みください。

5.1日のみのご参加はできますが、状況によって現地集合・現地解散となり、ご自身で公共交通機関等をお使いになりご参加いただく場合があることを、予めご了承ください。

■ご注意

1.あらゆる関連法規を順守して行いますのでご協力ください。

 ひかりの輪は、聖地巡りの実施形態に関連する法令の解釈について、関係官庁の指導に基づき、適法に聖地巡りを実行いたします。
 つきましては、当団体が、参加者の方のために、外部の宿泊施設や運送会社を手配するいわゆる旅行業務を行ったり、車両による有償の運送を行ったりすることはなく、ボランティアの方や参加される皆様のご協力をいただく等しておりますので、何とぞご理解とご協力のほどお願い申し上げます。

2、一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。

 ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。

3.ご参加をお断りする場合

 ひかりの輪のイベントの目的は、その思想と実践の学習、ないしは、学習に関心がある方に実際に体験する機会を提供することなどです。
 よって、参加の目的が、例えば、元オウム信者をネット等で話題にして楽しむこと(いわゆる「オウマー」と呼ばれる活動)や、特定会員への妄想的な恋愛感情等によるもの(時としてストーカー行為に発展する恐れがある「追っかけ」などを含む)と判断される場合や、活動の妨害・他の参加者の迷惑になる言動(飲酒状態や攻撃的言動)がある場合には、参加をお断りする場合があります。
 なお、過去のオウムに関する清算や、現団体の社会的事柄への取材やご批判は、団体のイベントではなく、広報部の方で承りますので、ご了解ください。

※本聖地巡りの予定は、変更になる可能性がありますので(天候等の諸条件や一定数の参加者が集まらない場合などの中止や時間変更など)、参加ご希望の場合は、必ず事前に下記ご連絡先までご確認をお願い申し上げます。

みなさまのご参加をお待ち申し上げます。


■お問い合わせ先

◎東京本部教室
担当:細川美香
携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net

◎名古屋・大阪支部教室
担当:山口雅彦
担当者携帯電話:090-6852-4929
メールアドレス:nagoya@hikarinowa.net

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