2026年1月4日(日)新春: 富士山を望む聖地巡りのお知らせ
2013年、富士山の山域と周辺の自然・神社・巡礼地が、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として、世界遺産に登録されました。1月4日は、静岡県側の富士山麓の神社仏閣を巡る聖地・自然巡りを行います。
富士山の世界文化遺産としての価値は、富士山の類いまれで風光明媚な景観をもとに、古来より人々の「信仰」と「芸術」の対象となってきた点にあるとされています(当日は、専門のセンターである「富士山世界遺産センター」にて学ぶ機会もあります)。
古来霊峰として尊ばれてきた日本一の山・富士山。その自然・聖地巡りのプログラムをご用意しましたので、この機会に、ぜひどうぞご参加ください。
◎訪問予定地(※一部変更の可能性があります)
1 富士山麓の神社
富士山は古来より遥拝の対象として神聖視されてきました。平安時代初期(9世紀)山麓に富士山の噴火を鎮めるための「浅間神社」が建てられたことに始まり、その後、修験道が始まり、登山道が開かれていき、庶民に広く知られる山となっていきました。
富士山を登拝する人々に神事を行い、お世話をする「御師(おし)」や「坊(ぼう)」ができ、 江戸時代には「冨士講」という修験道の講ができて栄え、多くの人が登拝するようになっていったと伝わります。
浅間神社の御祭神はコノハナサクヤヒメという火の中で焼かれずに子供を産んだ女神です。火を超える水を象徴する女性原理のイメージですが、たびたび爆発した富士山の怒りの炎を鎮める神様として祀られました。
富士山自体は、火山であり、火=男性原理のイメージがありますが、それとバランスをとるかのように、富士山の信仰は、他を生み出す・生まれ変わらせる母性や、怒りを鎮める存在という意味で、女性原理的な温かさ・愛を感じさせるものです。
今回巡る予定の神社は以下になります。
(1) 富士山本宮浅間大社
富士山を浅間大神としてお祀りしている、全国に約1300社ある浅間神社の総本社です。
社伝によれば、現在地より標高が高い場所に位置する山宮浅間神社の地から現在地に遷座されました。9世紀頃から信仰を集め、特に徳川家康の保護を受けて現在の社殿が造営されました。富士山の八合目以上をご神体として管理しています。
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されています。
社屋はあでやかさがあり、富士山の伏流水が湧き出る「湧玉池」(かつて富士登山者が水垢離をした)は、水の清らかさと清々しさが素晴らしいものです。
(2) 村山浅間神社
村山口登山道の要所を占めた神社。
創建は第5代・孝昭天皇の時代にさかのぼるとされています。平安時代末期に富士山噴火が衰えると、末代(まつだい)上人(富士山修験道の開祖。1103年生)など山中で修行する人々が現れ、 富士山における修験道が成立していきましたが、末代がこの境内に堂舎を構えたことから、以後富士山に対する神仏習合の地として発展したということです。ご神木の大杉や大イチョウの樹も見事です(世界遺産)。
(3) 山宮浅間神社
山宮浅間神社は、富士山をご神体として木花之佐久夜毘売(浅間大神)をお祀りしている全国に約1300社ある浅間(せんげん)神社の総本社である富士山本宮浅間大社の創建より以前に富士信仰の大神が最初に奉斎された場所です。そのため、全国の浅間神社のなかで最も古いと考えられています。
境内には、富士山の遥拝所・御神木などがありますが、拝殿・本殿等を設けず、富士山を望む遙拝所のみという独特の形態は、噴火を鎮めるために山を遙拝していた古代の富士山祭祀の形を残しています。
(1) 白糸の滝
富士山の湧水が約150mにわたって噴出している滝です。富士講開祖の長谷川角行が修行を行った地とされています。また、富士講を中心とした人々の巡礼、修行の場となりました。
富士山の雪解け水が高さ20m、幅200mの絶壁から流れ出る様子は圧巻。観光名所にもかかわらず、かつて修行場であったことも納得できるほど、神聖な波動が十分に感じられます。

(2) 人穴富士講遺跡
溶岩洞窟「人穴」(11000~8000年前の溶岩に属する)があり、13世紀には「浅間大菩薩の御在所」として神聖視されました。 鎌倉幕府の歴史書に、その探検記が記されており、戦国時代末期から江戸時代には、富士講の開祖である長谷川角(かく)行(ぎょう)が修行した場所として信仰を集めました(世界遺産)。
3 文化施設等
富士山世界遺産センター
世界遺産としての富士山の歩みや構成資産の詳細な解説を学ぶことができます。展示自体も趣向が凝らされ、楽しく学ぶことができます。
皆様と富士山を望む意義深い巡礼ができることを楽しみにしております。どなたでもご参加になれますので、ご希望の方は、下記のお問い合わせ先までご連絡下さい。
※富士山とその周辺の聖地につきましては、以下の「お勧めの聖地シリーズ」の記事においても、美しい写真とともに詳細にご紹介していますので、是非ご覧ください。
第6回「富士山」:雄大な霊峰と山麓の寺社
●ご参加の詳細
■日程
2026年1月4日(日)
※参加希望者が一定数以上の場合は、上祐史浩(ひかりの輪代表)も参加する予定です。
※参加希望者が一定人数未満の場合は、開催を中止する場合があります。
■参加料金(東京から参加の場合)
17000円
※諸事情・状況により、料金が多少変更する場合がございます。
※参加料金は、学習指導代を含みます。食事代・入館料は含まれません。
※大阪・名古屋・仙台など、東京とは別の地区からご参加の方は、引率・指導の時間が異なるため、参加料金が異なりますので、別途下記担当者までお問い合わせをお願いします。
※心身障碍者・経済上の理由等がおありの方には、別コースや割引料金の用意がありますので、ご相談ください。
■キャンセル代
1.7日前~3日前までのキャンセルは、参加料金の50パーセント
2.2日前から当日のキャンセルは、参加料金の100パーセントとなります。
■参加者の無償奉仕による運送のお知らせ
1.出発時に各教室に集合する方は、他の参加者が運転する車両に同乗することができます。
2.これは、参加者の無償の奉仕であり、団体による運送サービスではありません。
3.これを利用されず、マイカーでのご参加も可能ですが、参加料金は減額されません。出発する教室によって料金が異なる場合は、運送料ではなく、引率・指導の経費のためです。
4.現地に集合した後の利用も可能ですが、人数に限りがあるため、事前にお申し込みください。
■ご注意
1.あらゆる関連法規を順守して行いますのでご協力ください。
ひかりの輪は、聖地巡りの実施形態に関連する法令の解釈について、関係官庁の指導に基づき、適法に聖地巡りを実行いたします。
つきましては、当団体が、参加者の方のために、外部の宿泊施設や運送会社を手配するいわゆる旅行業務を行ったり、車両による有償の運送を行ったりすることはなく、ボランティアの方や参加される皆様のご協力をいただく等しておりますので、何とぞご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
2、一般の方も参加できますが、目的にご注意ください。
ひかりの輪の聖地めぐりは、会員ではなく、一般の方も参加できますが、単純に神社仏閣等などを参拝する旅行ではなく、ひかりの輪の思想に関連付けながら、様々な学習をすることが目的ですので、一般の旅行業者と同じような目的でのご利用はお控えください。
3.ご参加をお断りする場合
ひかりの輪のイベントの目的は、その思想と実践の学習、ないしは、学習に関心がある方に実際に体験する機会を提供することなどです。
よって、参加の目的が、例えば、元オウム信者をネット等で話題にして楽しむこと(いわゆる「オウマー」と呼ばれる活動)や、特定会員への妄想的な恋愛感情等によるもの(時としてストーカー行為に発展する恐れがある「追っかけ」などを含む)と判断される場合や、活動の妨害・他の参加者の迷惑になる言動(飲酒状態や攻撃的言動)がある場合には、参加をお断りする場合があります。
なお、過去のオウムに関する清算や、現団体の社会的事柄への取材やご批判は、団体のイベントではなく、広報部の方で承りますので、ご了解ください。
※本聖地巡りの予定は、変更になる可能性がありますので(天候等の諸条件や一定数の参加者が集まらない場合などの中止や時間変更など)、参加ご希望の場合は、必ず事前に下記ご連絡先までご確認をお願い申し上げます
■お問い合わせ先
◎東京本部教室
担当:細川美香
携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net
◎名古屋・大阪支部教室
担当:山口雅彦
担当者携帯電話:090-6852-4929
メールアドレス:nagoya@hikarinowa.net