イベント予定
「ひかりの輪」のセミナー・イベントのスケジュールをお知らせします。

東京本部教室の勉強会の予定

2025年1月~12月の東西心理学講義の日程とテーマのお知らせ
(2024年12月 2日)

 ひかりの輪では、毎月1回及び、年末年始セミナー、GWセミナー、夏期セミナーの大型セミナーで心理学講義を行っています。今年の年間予定をお知らせします。

 ひかりの輪では、今まで十数年心理学講義を行ってきましたが、多くの人がストレス・緊張・不安・抑うつ・生きづらさ・生きがいの喪失、慢性疾患など、さまざまな心身の問題を抱えている現代社会の行き詰まりの状況を踏まえ、今まで行ってきた心理学講義のテーマを厳選し「24のテーマ」 に絞り、2年間ですべて学べる 「カリキュラム」 を作りました。

そのカリキュラムに則って月1回行っていきます。内容は、今まで以上に、皆様のお役に立つようにヴァージョンアップしたものです。

 講義は、心理学の研究家で認定ヒプノセラピストの山口雅彦指導員の講義に基づいて、同指導員と上祐史浩(ひかりの輪代表)との対談形式で行われます。

 講義の内容は、様々な心の苦しみ・ストレス・人間関係の問題などの解決に役立ち、安定したバランスの取れた広い心を養うために役立つ心理学の思想・理論・具体的な実践法について、一般の方・初心者の方にも分かりやすく解説するものです。

 単に心理学の理論を学ぶだけではなく、それに基づいて、実際に皆さんができる、心や人格の向上に役立つ実践法を解説します。また、心理学の理論や、それに基づく心理療法は、同じく心を論理的に探究してきた仏教の思想とも一致する部分が多く、その視点から、普通の心理学講義を超えて、仏教・心理学の東西の叡智を融合させた、深い智恵に基づく講義となると自負しています。

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<日程とテーマ>


● 2024~25年年末年始セミナー

   テーマ①:「レジリエンス:立ち直りの力」

 レジリエンスとは、衝撃的な出来事や困難な状況・ストレスを受けたときに立ち直る力、回復力、復元力という意味で、近年メンタルヘルスの領域で注目されています。

 ストレスを受けたときに、落ち込みやすい、なかなか立ち直れないという人は、「レジリエンス(立ち直る力)が低い」ということです。逆に、ストレスに強く、また、立ち直りが早い人は、「レジリエンスが高い」ということです。 この講義では、立ち直る力、レジリエンスをどうしたら強くすることができるかを解説します。

   テーマ②:「身体の心理学」

 身体心理学は、心の状態は身体のあり方と深く関係していることを説いた心理学です。呼吸・筋肉の緊張と弛緩の反応・表情・発声・姿勢・歩行のそれぞれの仕方がどのような心(感情)を作り出すかを実験的に研究したものです。 身体をどのように使うえばどのような心の状態になるのか学ぶことで、日常生活のなかで心のコントロールに役立ちます。 また、運動が脳におよぼす良い影響についても解説します。


● 2月12日(水) 19:30~

   テーマ:「流行する陰謀論と政治・宗教」

 陰謀論はここ10年ほど、世界各国を揺るがすようになりました。トランプ陣営が米大統領選を不正選挙と訴えアメリカ連邦議会襲撃事件まで起こしました。新型コロナウイルスのパンデミックにおいても陰謀論が発生しました。大きな社会変動が起きると陰謀論が広まります。snsの普及とともに陰謀論も広がりを見せています。
 講義では陰謀論の現状、陰謀論を信じる心理的な要因、陰謀論を信じやすい性格や特別な体質・気質の分析をし、陰謀論を信じることをやめさせる方法を提示します。


● 3月26日(水) 19:30~

   テーマ:「幸福の心理学:幸福の4条件」

 国際的な幸福感の調査をすると、日本人の幸福感・幸福度が低いという結果がでます。その理由のひとつとして、日本人は謙遜・謙譲が美徳とされ、自己主張しないという特性がと考えられています。また、日本人は、幸福ホルモンと言われるセロトニンが取り込み難いという問題が関係しているという研究もあります。
 講義では、幸福の条件をポジティブ心理学の知見から紹介していきます。欧米の研究だけでなく、日本人が日本人を対象に行った「幸福になるための条件」に、焦点を当てていきます。


● 4月23日(水) 19:30~

   テーマ:「アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)」

 アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)は、感情のコントロールをすることで、価値ある人生を送れるようにするためのセラピーです。
  アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)には、2つの柱があります。
 一つは、つらい思考や感情に対する効果的な対処法としてマインドフルネスです。つらい不快な思考や感情に対して、私たちは、巻き込まれて、翻弄されたり、また、抵抗したり、それを避けよう、排除しようとします。そのいずれも、思考・感情に囚われて苦しんでいる状態です。そうならないようにする対処法として、マインドフルネスがあります。
 二つ目の柱は、「本当に意味ある、価値ある人生を送るための行動」です。 思考・感情に囚われ、巻き込まれ、翻弄され、その苦しみから逃れようとして、アルコール・薬物・ギャンブル・暴食・引きこもり・寝る・先延ばしなどの行動をとり、本来やるべき建設的な人生に価値ある行動を取れない、という状態を改善していきます。
 アクセプタンス&コミットメント・セラピーは、つらい思考・感情があっても、それを放っておいて、やるべきことをやり、 人が、生きていく上で何が価値あるものなのかを見つけ、その価値に沿った生き方ができるようにしていきます。そのための「マインドフルネス」、「本当に意味ある、価値ある人生を送るための行動」という2つの柱です。
 また、講義では、メタ認知・超越自我、ひいては東洋の真我・無我の思想との関連も解説していきます。


● 5月GWセミナー 

   テーマ:「交流分析」

 自分自身の人間関係やコミュニケーションの傾向を知り、対人関係の問題を解消したり、トラブルを回避したりするための心理療法です。 人と関わるときの思考や感情、行動のクセや傾向をエゴグラムという心理テストによって把握します。そして、対人関係での問題を引き起こしやすい性格傾向の改善を提示します。


● 6月18日(水) 19:30~

   テーマ:「セルフ・コンパッション」

 自己否定、自信のなさ、卑屈に対処する方法として、認知行動療法の流れのなかからコンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)という療法がでてきました。コンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)は「セルフ・コンパッション」という言葉をキーワードとして理論を展開しています。コンパッションとは慈悲という意味で、コンパッション・フォーカスト・セラピーとは、「慈悲に焦点を当てた療法」とでも訳せ、「セルフ・コンパッション」とは、「自分に対する慈悲」ということになります。
  自己否定、自信のなさ、卑屈を抱えている人が卑屈を越えていく方法が「セルフ・コンパッション」です。


● 7月9日(水) 19:30~

   テーマ:「愛着理論」

 愛着理論は、うまく築けない人間関係を改善することに役立つ理論です。
  愛着とは、養育者との情緒的な特別な結びつきのことをいい、この母子間の愛着関係が、乳幼児期の赤ちゃんに、心身の健全な成長のために必要な安心・安全を与えます。
 愛着理論では、乳幼児期の愛着関係が、成長してからの対人関係にも影響を与えると説きます。良好な愛着関係によって育まれることで、大人になっても良い人間関係が築け、乳幼児期の愛着関係に問題があるとその後の人間関係もうまく築くことが難しいということです。自分の愛着の形を知り改善していくことで、人間関係を改善していくことができます。


● 8月夏期セミナー 

   テーマ:「アドラー心理学」

  アドラーは、フロイト、ユングと並び称され「心理学の三大巨頭」と言われます。近年「嫌われる勇気」という書籍がベストセラーになり知る人も多いことと思います。アドラー心理学は劣等感の心理学とも言われ、劣等感に悩む人アドラー心理学では、「勇気づけ」を重視し、勇気をくじかれ、やる気、意欲、目的意識がない状態をサポートし、自分の居場所を見つけ、そこでの仲間を信頼し、仲間の役に立とうとする「共同体感覚」を身に着けていくことを目指します。それによって自己価値を感じて前向きに生きていくことができるようになります。が多い現代、劣等感をどう解決していくかにたいへん有効です。


● 9月24日(水) 19:30~

   テーマ:「ユング心理学」

 フロイトと並ぶ深層心理学者ユングが打ち立てた心理学です。影の投影理論、人類共通に有する集合的無意識、世界全体に共通する聖なるシンボルの研究などを行い、ヨガでいう本当の自分である「真我」や仏教の「仏性」に通じる「自己」の概念を立て、東洋の宗教の心理学的解説もおこないました。人間の意識の深いレベルを解明し、人間の精神的成長を意識と無意識を統合するプロセスで説明しました。
 私たちの日常の生活のなかで特に役立つ理論として、「自分が嫌悪を抱く対象は、実は自分を写す鏡であった!」という影の投影の理論があります。
 私たちは、自分の性格・人格で受け入れられない要素(=影)を他人の中に見つけ出し嫌悪します。あたかも、自分にはその要素がないかのように思い、他を批判します。しかし、自分の中にも同じ要素があるのです。そのことに気づいていくことによって、自分と他人の区別は弱まり、自分と他人を平等に見ることができ、寛容さ・慈愛の心が育っていきます。


● 10月22日(水) 19:30~

   テーマ:「高齢期心理学:長寿社会を幸福に生きる」

 現代は高齢化社会といわれ、4人に1人が65歳以上の高齢者です。今後は3人に1人の時代が来るという話もあります。それにともない、「キレる老人」「認知症」などの話題も多く聞かれます。家族、親戚、近所に高齢者がいる方は多く、日々の中でそういう方々と関わりを持っている方も多いでしょう。高齢の方がどのような心理なのか知ることは、高齢者の多い現代において必要なことと思われます。
  また、今は若くても、やがては必ず老いを迎えます。これに例外はありません。ですから、高齢者の問題とは、決して他人事ではありません。そして、若いうちから、人生の終末に向かって、どのような老いを迎えて生きるのか、すなわち人生全体を考えて生きることは、たいへん貴重な恩恵をもたらすと思われます。
 これは「キレる老人」「認知症」などの高齢期の問題を回避するという面だけではなく、適切な生き方を積み重ねるならば、高齢期において、一種の悟りの境地である「老年的超越」と呼ばれる状態に達するという現象が見られます。そのような老年幸福学の研究成果も提示します。


● 11月19日(水) 19:30~

   テーマ:「進化心理学」

 進化心理学は、1980年代の後半に提唱されました。ダーウィン的な進化の視点から、心の働きについて理解する学問で、進化によって形成された心理メカニズムを研究する心理学です。
  進化心理学では、人間に共通する生得的な心の傾向・パターンというものがあり、このような心理的なメカニズムは、自然淘汰の進化のプロセスにおいて形成されてきたと考えられています。
  一例をあげると、甘いものや脂っこいものを好む人が多いのは、原始の食糧を得ることが不安定な環境において、甘いものや脂っこいものを好むことは、生存のために役立ってきたからだと進化心理学は説明します。日常での行動・嗜好が進化の賜物であることを学ぶことで人間に対する理解が深まり、進化によって形成された現代ではマイナスに作用する心の働きを改善する手掛かりになります。


● 12月18日(木) 19:30~

   テーマ:「ロゴセラピー:生きる意味の心理学」

 ロゴセラピーとは、生きる意味を見失い、絶望している人に対し、生きる意味を見出す援助をする心理療法で、「(生きる)意味による治療」と訳すことができます。
 創始者は、オーストリアの精神医学者・心理学者のヴィクトール・E・フランクルです。ユダヤ人であったフランクルは、ナチスの強制収容所生活を3年送っています。その体験をもとに書かれた『夜と霧』は、日本語を含め17ヶ国語に訳されています。
 強制収容所で生き残った人たちは、身体が丈夫だったというのではなく、収容所にいてもそこで生きる意味を見出した人たちでした。どのような悪い状況においても、意味を見出すことはできるというのです。そして、意味があれば人は生き抜くことができるといいます。
 極限状況において、自分に何ができるか、何をすることが意味あることなのかを考えるとき、自分を超えた大きなものに自分を捧げることに価値・意味を見出すということです。端的に言えば、他を利するということです。ロゴセラピーは、強制収容所でのフランクルの実体験に裏打ちされた説得力のある理論です。人生を豊かに生きるために役立つ理論です

 

24テーマのカリキュラムはこちらをご覧ください。

東西心理学総論教本のご案内

                                              


◆参加方法

1.東京教室での参加

2.インターネット会議システム「ZOOM」での参加

 諸事情のため会場まで直接ご来場が難しい方でも、インターネット会議システム「Zoom」を使って、全国どこからでも、ご自宅からでも、ご参加いただくことができます。
 「Zoom」でのご参加の際には、画面上にお顔や実名を出していただく必要もありませんので、どうぞお気軽にご参加ください(ただし初参加の方に限って、最初に担当スタッフがZoomで個別にご挨拶と確認をさせていただきますので、ご了承ください)。
 なお、すでに終わった講義は、録画でのご視聴になります。


◆参加費

会場参加・ネット視聴ともに、3000円(講義のテキスト付)


◆お問い合わせ

東京本部教室
住所:東京都世田谷区南烏山6-30-19-201
担当:細川美香
担当者携帯電話:080-2273-3588
メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net


以下は、本セミナー、上祐史浩、ひかりの輪などに関連するHPの情報ですので、よろしければご覧ください(クリックしていただくご覧いただけます)。

セミナー等に参加された一般・識者の方の声:雰囲気を感じていただけます。
ひかりの輪のご紹介:宗教ではなく学習教室。団体を分かりやすくご説明。
プログラムと参加料金のご紹介:全て適価で運営、安心してご参加ください。
団体の活動規定:適切な活動のための日弁連の指針に沿っています。
団体の改革:過去の反省に基づき、団体を抜本的に改革しました。


◆参加料金の減免:経済的な事情のある方に

学生・障害者・失業などの経済的事情がある方などに、料金を減免させていただく場合がありますので、お問い合わせください。


◆上祐史浩・ひかりの輪YouTube
上祐代表の講義および「ひかりの輪(代表:上祐史浩)」 関連の動画をご紹介しています。ぜひ、ご視聴ください。


◆セミナー・勉強会にご参加にいただく上のお知らせとご注意

1.上記の通り、本セミナー(勉強会)は、会員・一般の方を問わずどなたでもご参加いただけます。また、当団体は入会なしで学ぶことができ、参加者の半数は非会員の方です。イベントにおいて、入会勧誘は行っていません、お気軽にお問い合わせ、ご参加下さい。

2.初めてご参加を希望される方は、必ず事前に当方にご連絡くださいますようお願い致します。その際に、教室の場所、当日のプログラム、その他の注意事項をご案内をいたします。 

3.また、本セミナーは、参加希望者が一定人数未満の場合は、中止またはZoom(インターネット会議システム)による開催となります。その他、天候・交通等の諸原因による日程・時間の変更が生じる場合もありますので、参加ご希望の場合は、必ず事前にご連絡くださるようお願い申し上げます。

4.代表との個人面談をご希望の方は、あらかじめ、ご要望ください。

5.なお、イベントの参加は、あらゆる法規の順守を前提としています。イベント中の無許可の写真撮影・録音・録画・その他プライバシー侵害等にあたる行為は違法ですので、固くお断りしておりますので、よろしくご了解下さい。

6.ご参加をお断りする場合 

 ひかりの輪のイベントの目的は、その思想と実践の学習、ないしは、学習に関心がある方に実際に体験する機会を提供することなどです。 よって、参加の目的が、例えば、元オウム信者をネット等で話題にして楽しむこと(いわゆる「オウマー」と呼ばれる活動)や、特定会員への妄想的な恋愛感情等によるもの(時としてストーカー行為に発展する恐れがある「追っかけ」などを含む)と判断される場合や、活動の妨害・他の参加者の迷惑になる言動(飲酒状態や攻撃的言動)がある場合には、参加をお断りする場合があります。
 なお、過去のオウムに関する清算や、現団体の社会的事柄への取材やご批判は、団体のイベントではなく、広報部の方で承りますので、ご了解ください。

7.本イベントでのコロナウイルス感染防止の対策のご説明

(1)感染症等の症状のある方には、来場を自粛をお願いするとともに、ネットによる参加をお勧めしております。講義を生中継配信でご視聴いただく共に、双方向のビデオ通話(ラインなど)ないし電話で質疑応答等も行うことが出来ます。

(2)ご来場いただく皆様に、①手の消毒、②うがい、③マスクの着用を推奨しお願いしております。また、スタッフが、会場の要所を事前に消毒し、室内を換気しております。

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