「ヨーガの体操と呼吸法と瞑想の科学」(3月15日横浜 52min)
①ヨーガの本当の意味は心の制御、瞑想(仏教の禅定)の専門的な定義は心の安定と集中(をもたらす繰り返し行われること)。よってヨーガと瞑想(禅定)はよく似た概念。ヨーガの体操・呼吸法は瞑想状態に入る手段。なお、世俗の分野では、禅定は、ゾーン状態(スポーツ)、フロー状態(心理学)などと言われる。心が静まり、伏角集中し、最高のパーフォーマンスが生じる(スポーツ・競技・武術・武道・芸術、仕事・学業でも)。
②心の安定と集中の両立が奥義。心の安定と集中(の両立)は容易ではない。心は、穏やかで静かなら眠くなり集中力が低下し、不安や怒りがあれば、眠くはないが、心は不安定である。
③心の安定と集中の両立とは、医学的には、自律神経の交感神経(活動・集中の神経)、副交感神経(休息・リラックスの神経)のベストバランス(双方の究極の安定状態)が必要。
④禅定・ゾーン状態に入るためには、①体をほぐしリラックスする体操、②吐く息を長くする深呼吸(一部短時間息を止めることを含め)が、心を静めるとともに集中力を高める効果がある。ヨーガの体操・呼吸法であるが、医学的に検証され、今現在は医学者が提唱している。