《第1集》 『心理学・心理療法の基礎を築いた三大巨頭 フロイト、ユング、アドラー』
これまでの長年の心理学講座での教本を体系化して、「東西心理学総論教本」としてまとめました。現在、第1集~第7集まで発刊されています。
これによって、初心者の皆さんでも、日常生活の問題の解決や精神的な向上に役立つ、様々な心理学理論を分かりやすく体系的・包括的に学ぶことができるようになります。
ぜひとも、皆さんの学びにお役立てください。
東西心理学総論教本 《第1集》
『心理学・心理療法の基礎を築いた三大巨頭 フロイト、ユング、アドラー』
現代は、さまざまな心理療法が発展し展開されていますが、その基礎を築いたのが、フロイト、ユング、アドラーです。3人はその偉大さゆえに「心理学の三大巨頭」といわれます。ユングとアドラーは、ともにフロイトの精神分析学会に参加していましたが、後に2人ともフロイトと袂を分かち、それぞれ独自の心理学理論を創始しました。
東西心理学総論 第1集では、3人の主な理論を紹介します。
【目 次】
第1章 フロイトの精神分析学の概要
1.フロイトの主要な理論・概念
(1)無意識の発見
(2)エス(イド)・自我・超自我
(3)リビドー → 生の本能(エロス)
(4)夢は無意識の現れ
(5)錯誤行為
(6)心的外傷(トラウマ)
(7)死の本能(タナトス)
(8)転移
(9)逆転移
(10)フロイトが扱った症例
2.フロイト以後の精神分析学派
第2章 フロイト--自己愛について
1.自己愛
2.自己愛は発達過程において必要
3.自己愛人格の特徴
4.社会の中で見る自己愛の強い人
5.2つの自己愛人格の現れ方
6.健全な自己愛と病的な自己愛の違い
7.幼児的な自己愛が大人になっても残ってしまう原因
8.肥大化した自己愛の人が増えている社会的要因
9.肥大化した自己愛を超える
第3章 ユング心理学--意識の構造
1.はじめに
2.ユングの意識の構造
3.個人的無意識(潜在意識)
4.潜在意識にデータが刻みこまれる過程
5.集合的無意識
6.複数の意識図
第4章 ユング--影の投影理論
1. ペルソナ
2. 影
3. 投影の理論
4. 投影のしくみ
5. 影と悪
6.影の統合
7.集団的投影
第5章 ユング心理学の要点
1.全体性の回復
2.無意識の補償、意識と無意識の相補性
3.無意識の補償の例
4.意識の構造
5.元型
6.自他の区別を超える
7.「自己(セルフ)」
8.自分の心の世界と外界の現象との関連性の認識が必要
第6章 ユング心理学--タイプ論
1.ユングのタイプ論
2.「外向-内向」2つの一般的態度
3.「思考・感情・感覚・直感」4つの心理機能
(1)思考・感情・感覚・直感
(2)思考による判断と感情による判断
(3)自分の中に取り入れるはたらき--感覚・直感
(4)思考
(5)感情
(6)感覚
(7)直感
4.意識と無意識の補償作用
第7章 アドラー心理学
1.はじめに
2.アドラー心理学の基礎~劣等感
3.トラウマはあるのか
4.ライフスタイルが人生を決める
5.ライフスタイルを変える
6.共同体感覚を身につける
7.共同体感覚は行為で実践するもの
8.共同体感覚は人間本来の生き方に目覚めること
9.人生の3つの課題
10.共同体感覚は宇宙まで
11. 勇気づけの心理学