周期説
ひかりの輪で紹介している社会学的・歴史学的・経済学的・自然科学的な各種の周期説や占星学の周期思想をご紹介しています

雛型理論とシンクロニシティ

17.60年周期説の背景となった文化や社会構造

 60年周期説には、いろいろな背景がいわれている。そもそも日本・中国の文化には、干支60年の伝統文化がある。また、60年は明治などの近代の日本人の平均寿命に近い。よって、一世代を経て、過去と似た過ちと成功を繰り返すのではないかという説もある。

 なお、干支60年は、古来中国において、木星の公転周期が約12年であることが知られており(正確には11.86155年)、古代中国の天球分割法である「十二次」を司る最も尊い星として「歳(さい)星(せい)」と呼ばれていたことと関係があるという説もある。12の倍数が60であるからだ。古代バビロニアでも、木星は神マルドゥクと同一視され、木星の黄道に沿う約12年の周期を用いて黄道十二星座の各星座を定めていた。こうして、12は占星学の基本数になっている(※下記参考文献10)。また、前述の120年周期説も、まさに12の倍数である。

 また、木星に次いで太陽系の中で大きな惑星の土星は、公転周期が約30年(正確には29.53216年)であり、木星の12年と土星の30年の最小公倍数が、60年であることが関係しているという説もある。一部の占星学では、木星と土星という太陽系の中の最大の惑星の影響を重視する思想がある。なお、一部には60年周期説の半分の30年周期説や、80年周期説の半分の40年周期説を主張する人もいる。

 なお、中国には「中国が2020年にひどい目に遭うのは天命だ」という説があるという(※下記参考文献11)。2020年は干支60年の中の庚子(かのえね)の年であり、庚子の年には、中国には大乱が起こるという。具体的に庚子の年の中国に、過去に何があったかというと、以下の通りである。

 1840年 アヘン戦争(イギリスにひどい目に遭わされた)
 1900年 列強8カ国による北京進撃(列強にひどい目に遭わされた)
 1960年 毛沢東の大躍進運動による大飢饉(毛沢東にひどい目に遭わされた)
 2020年 新型コロナのパンデミックの武漢での発生、及び大洪水

※参考文献10:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%98%9F
※参考文献11:https://money1.jp/archives/18612


《出典:2023年GWセミナー特別教本『覚醒の道:仏教の幸福哲学 400年周期の仏教改革の開始』第2章より》

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