指導員紹介
「ひかりの輪」の指導員のご紹介です。

指導員のご紹介

宗形真紀子/役員、仙台教室・札幌地区、広報担当

わたしは、仙台在住で、「ひかりの輪」の仙台教室で、東北地区と札幌地区でのイベントと、オウム問題の清算と教訓を伝える活動を行う広報部を担当しています。

文筆家としては、『二十歳からの20年間─"オウムの青春"の魔境を超えて』(三五館,2010年)を刊行し、オウム時代に『魔境』(傲慢・心の落とし穴)の深みにはまり込み、抜け出していった心理を教訓として記しました。

仙台教室と札幌では、初期仏教の哲学や心理学を学ぶ上祐代表のセミナーや勉強会、美しい大自然や神社仏閣を巡る聖地自然めぐり出羽三山の修験道実践・内観の専門家にご指導いただく一日内観など、学びと実践の場として、様々なイベントを開催しています。

それらは、オウム問題の心の大きな要因であった、修行上の落とし穴「魔境」を防ぐ、自然の中に身を置き、心・身・気を調える実践でもあります。

個人的には、特に、古代から日本人が大切にしてきた自然への畏怖畏敬の念や自然の中で感じる感覚に興味があり、東北や北海道で、縄文時代やアイヌ文化などの探求・実践をしつつ、聖地自然めぐりを行っています。

聖地巡りの際には、日本の神社仏閣で、神職の方々などから学び、ご神事に参加させていただくこともあります。
また、毎年、本物の山伏の方にご指導いただく、出羽三山の修験道修行は、2010年より10年以上続けていますが、身一つで、大自然の中に身を置いて、感じたことを考えるという修験道の実践は、オウムと真逆の、野生の感覚を高める素晴らしい実践だと感じています。

仙台教室では自己反省法内観の一日内観のセミナーを、内観の世界的権威の先生をお招きして、年に1回以上開催していますが、人生の一日、静かに座り、これまでの自身の人生の事実を一つ一つ調べていく「内観」という自身の内側を見つめる作業は、場合によっては人生が一変するほどの事実に気づくことがあり、大切な学びと感じています。

オウムの清算、オウムの教訓を伝える活動としましては、「オウム問題の解決」に向けて、報道関係の取材、一般の講演、宗教学者や識者の方との交流、大学や研究者への研究(これまでオタゴ大学〈オーストラリア〉、成城大学、武蔵大学、中央大学、マンチェスター大学〈英国〉など)にご協力し、オウム(現アレフ)信者の脱却支援活動などを行っています。

●著書

『二十歳からの20年間--"オウムの青春"という魔境を超えて』

「――苦しみを作ったのは私、苦しみから脱け出すのも私...。
20歳の時にオウム真理教に出家、
2007年に脱会した元オウム信者である著者が、
自らの精神と深く向き合った心性ノンフィクション――三五館」
Amazonで購入できます。




●オウムの総括文書

「麻原彰晃とわたしの魔境」
「オウムの教訓--オウム時代の反省・総括」ブログ)


●論考・寄稿など

『身心変容技法研究 第8号』(2019年): 論考「オウム真理教と魔境━オウム真理教事件の原因と、霊的暴力からの解放に関する一考察」

季刊誌『宗教問題13号』(2016年)寄稿「虚偽多き『麻原三女本』から垣間見える"麻原イズム"復活の予兆」

季刊誌『宗教問題vol.11』(2015年)「オウム事件20年」の企画で、寄稿「虚偽多き"麻原三女本"の問題を衝く」

『アット・オウム』(古賀義章著 ポット出版 2015年)インタビューが掲載
『公安を敗北させた男 国松長官狙撃事件』小野義雄著・産経新聞出版2011年インタビューが掲載

『オウムを生きて』青木由美子編 CYZO 2010年インタビュー協力


●マスコミ・ネットへの出演

こちらの「スタッフのマスコミ・ネットへの出演」ページをご参照ください。


●経歴

静岡県生まれ、山梨県の自然の中で育つ。幼少期から心の扱いに悩み、14歳での霊体験、16歳での父の死、ノイローゼ、登校拒否、自殺衝動の最中、20歳で「生きる意味を知りたい」とオウムに出家するが、地下鉄サリン事件が起こり、葛藤と精神の変遷を経て自身の現実を知るに至り、
2007年アレフ脱会。現在、大自然に回帰し、心・体・気を鎮め調える方法(思想哲学の学び・聖地巡り・修験道・内観・瞑想・ヨーガ気功)を実践中。

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2002年 日本各地の聖地、神社仏閣を巡り始める(東北、諏訪、乗鞍、沖縄、出雲、奈良、日光など)
2005年 日本各地の聖地、神社仏閣巡りを本格化。(長野県、戸隠、諏訪、熊野・那智、三輪山など)
2006年  日本各地の聖地、神社仏閣巡りの案内係となり、百数十名の当時の上祐派の信者を、オウムでは御法度だった、各地の聖地へ案内。(伊勢、比叡山、高野山、天河、諏訪、富士、京都、奈良など)
   また、オウム真理教の総括のための研究、学者や作家の方々との交流を始める。
2007年 アレフ(オウム真理教の後継団体)を脱会、オウムの教訓を活かし、ひかりの輪で、聖地巡り、広報、ウェブ担当として、人生を再スタート
2008年 オウムの総括文書「麻原彰晃とわたしの魔境」を執筆
2009年  自己反省法「内観」を始める
2010年『二十歳からの20年間--"オウムの青春"の魔境を超えて』(三五館)を出版
2011年 出羽三山の山伏修行を始める
2011年『公安を敗北させた男 国松長官狙撃事件』(小野義雄著・産経新聞出版)にインタビューが掲載
2012年 『アレフ問題の告発と対策』ブログを立ち上げ、オウム信者の脱却支援を本格化
2013年 対談イベント『スピリチュアルって何?』に出演
2015年「オウム事件20年」の企画で『宗教問題第11号』に寄稿
2015年『アット・オウム』(古賀義章著 ポット出版)にインタビューが掲載
2016年 『宗教問題第13号』に寄稿を執筆
2018年 身心変容技法研究会の研究に協力し、研究発表
2019年 論考「オウム真理教と魔境━オウム真理教事件の原因と、霊的暴力からの解放に関する一考察」を執筆
2020年12月~21年12月 赤坂真理氏(作家)と対談形式で、心の扱い方についてのトークイベントをシリーズに5回出演、2回は鎌田東二教授と鼎談
2021年~、札幌地区の担当になり、札幌・北海道の寺社・聖地、世界文化遺産の縄文遺跡のフィールドワークを開始

◎連絡先

※本のご感想など、お送りいただけるとうれしいです。
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