メイン

15ブリージング・ヨーガ(呼吸のヨーガ) アーカイブ

2008年2月23日

00311 ブリージング・ヨーガとは

   呼吸をなかだちにして、自分の意識と無意識をつなぎ、心と体をつなぎ、自分と他人をつなぎ、自分と世界、自分と自然・宇宙とつなぐ、それが「ブリージング・ヨーガ」です。

「ブリージング・ヨーガ」は、一定の動作・姿勢での丹田呼吸を行います。

一定の動作・姿勢を伴って丹田呼吸を行うことによって、中気を鍛錬します。中気とは、陰陽両気が会合した安定した気です。陰陽結合の合実性(実を結ぶ性質)を持った気でもあります。仏教において中道と言われるものとも通じています。

「ブリージング・ヨーガ」は心身を強め、自分の心の調和、心と体の調和、自分と他人の調和、自分と世界の調和、自分と自然・宇宙との調和をはかります。

 

   人間は自然の一部です。そして自然を大宇宙とすれば人間は小宇宙と言えます。

   その大宇宙である自然の変化、リズムにあった生活をすれば、小宇宙である人間の心身も健康でいられます。

   しかし、欲望に翻弄され、自然の変化、リズムに逆行した生活を続ければ生命(気)の流れは乱れ心身の働きも乱れたものになってしまいます。

   人間が自然の気と接触する主な方法は呼吸です。ですから、呼吸は気の乱れを整える有効な方法です。呼吸は陰陽両気の動きであり、その調節でもあります。

続きを読む "00311 ブリージング・ヨーガとは" »

00322 呼吸の重要性


     呼吸は人体から炭酸ガスを排出し、酸素を取り入れる役割を果たしています。

   この酸素と炭酸ガスの交換を効率よく行うためには、深く長い呼吸を行う必要があります。しかし、現代人の多くは、浅く短い呼吸になっています。

   また、食べ物によって取り入れられた栄養も酸素が不足すればエネルギーは生み出されません。

   現代人の浅く短い呼吸は酸素の供給が少なく、そのためエネルギー生成も少なくなっています。

   さらに、浅い呼吸は内臓の血液循環を滞らせることになり、内臓の弱化、疾病へとつながります。お腹を使った深い呼吸は、お腹にたまっている血液の三分の二が循環されるといいます。

    呼吸はまた、感情の変化とも直結しています。心配すれば呼吸は浅くなり、怒れれば呼吸は荒く、またはとぎれるし、驚けば吸気に力が入るし、緊張が解けると呼気が長くなります。

   ですから、呼吸を細くて長い呼吸をすれば感情も穏やかになるということです。

   これは、息を吸うときに緊張を司る交感神経が活発になり、反対に吐くときに弛緩を司る副交感神経が活発になるということからもわかります。

   呼吸は、普段、意識することなく行っていますが、意識的にもできます。このことは、呼吸は意識と無意識をつなぐ、あるいは統合する役割を担えるということです。分裂している自分をつなぎ、心と体をつなぎ、また、自分と他人、自分と世界・自然・宇宙とつなぐということです。


00333 丹田呼吸

   深く長い呼吸は、腹式呼吸(吐くときにお腹がへこみ、吸うときにお腹が膨らむ)によって実現します。
そして、さらに効果の高い丹田呼吸は、腹式呼吸にお腹への腹圧  を加えたものです。

   丹田とは「火の田」という意味です。ヘソ下数センチのところです。ここは気海と呼ばれ気がたくさん集まるところです。昔から、人間の気は生命の原動力である下丹田に集まっていると伝えられてきました。

   呼吸の働きとして、気(プラーナ)の取り込みという重要なものがあります。丹田呼吸では、気が丹田に集まることをイメージします。

    丹田呼吸で丹田に気がいっそう充実してくることによって、生命エネルギーの充実と精神力が高まります。心の安定と寂静、体の健康が得られます。


   「ブリージング・ヨーガ」は、一定の動作・姿勢での丹田呼吸を行います。

   一定の動作・姿勢を伴って丹田呼吸を行うことによって、中気を鍛錬します。中気とは、陰陽両気が会合した安定した気です。陰陽結合の合実性(実を結ぶ性質)を持った気でもあります。仏教において中道と言われるものとも通じています。

   「ブリージング・ヨーガ」は心身を強め、自分の心の調和、心と体の調和、自分と他人の調和、自分と世界の調和、自分と自然・宇宙との調和をはかります。



About 15ブリージング・ヨーガ(呼吸のヨーガ)

ブログ「18ヨーガ・気功」のカテゴリ「15ブリージング・ヨーガ(呼吸のヨーガ)」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリは14マインドフルネス・ヨーガとその効果です。

次のカテゴリは16秘法:エンライトメント・ヨーガです。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type